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TOP PAGE > ガバナー月信 > Vol.5 11月 | ![]() |
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ロータリー財団委員会 委員長 鈴木 孝則 先ずは、この機会をお借りしてロータリー財団に常日頃いただいておりますご理解とご協力に心から感謝申しあげます。おかげ様で当地区の財団活動は実績をあげながら、大変スムーズに意義深く展開されておりますことをご報告申しあげます。「ロータリー・ワールド 2005年度第1号」に次のような言葉が載っております。 「ロータリーの心と魂は、ロータリー財団が果たしてきた仕事に集約される。」 「ロータリアンは、世界や地元社会のために活動するための素晴らしい手段(ロータリー財団)を備えている。」 私は、ロータリー活動の80%は「ロータリー財団活動である」と信じております。ですから、我々ロータリー財団委員会活動の成否が、ロータリーの命運を握っていると言っても過言ではありません。 ロータリー財団委員会の活動は3つあります。寄付金を(1)集める、(2)管理・運用する、(3)活用するの3つであります。(2)の管理・運用するは、我々の仕事ではありませんので、(1)集める、(2)活用するについて考えてみたいと思います。これは、各クラブでも同じことであります。 所属7小委員会のうち、「集める委員会」は年次寄付委員会、恒久基金委員会、ポリオ・プラス委員会で、「活用する委員会」は補助金委員会、財団奨学委員会、研究グループ交換委員会、財団学友委員会であります。 当地区の「国際ロータリーにおける『ロータリー財団』の概要」(各クラブ財団委員長さんにお渡し済み)50ページにも載せておきましたが当地区の本年度事業計画が要約されております。この中で、最重点項目は「毎年あなたも100ドルを『Every Rotarian, Every Year』(EREY)」の周知徹底であります。これからこのスローガンを何度も聞く事になりますので、「Every Rotarian, Every Year」(EREY)の日本語訳がどうして「毎年あなたも100ドルを」になるかを説明しておきます。「毎年あなたも100ドルを」は、2001年の規定審議会の決議であり、「EREY」は、2003年4月の財団管理委員会の決定であります。ですから、二つの目標は、生まれも育ちも異なります。しかし、出所は違っても、財団の資金を強化するという目的においては一つのものでありますので、日本においては、「EREY」の訳文を「毎年あなたも100ドルを」とし、統一したスローガンとしております。 皆様ご存知のように豊島年度より各クラブが自主的に設定した寄付目標額の合計が、地区目標額になる事になりました。ほとんどのクラブは、「一人100ドル以上」の目標設定をされていますので、少なくとも、会長さん、財団委員長さんでは、EREYをしっかり認識されていると思います。私どもは、会長、財団委員長さんだけではなく「全会員が自主的にEREYを実践する習慣をつくる」ことを地区財団委員会最重点目標に致しました。 しかし、問題があります。 ロータリーの目標は、「世界平和」と「国際親善」です。格調の高い、高邁な理想です。ロータリアン個人が財団に寄付したからといって、どれだけ世界平和や国際親善に貢献できたかという実感はほとんどありません。これが問題です。寄付する人は、「寄付する喜び」、「寄付する満足」を感じる必要があります。 そこで、当地区と致しましては、「寄付金の使途を、明確に、積極的に示し、いかに活用されているかをPRする」ことで、ロータリアンとしての満足・誇りを感じていただき、寄付を集め易くしたいと思っております。「ロータリー財団の概要」12ページから18ページをご覧ください。不十分かもしれませんが、寄付金の使途、財団の財務報告を載せておきました。 「ロータリー財団に寄付する」のではなく、「奉仕プロジェクトに寄付する」わけですから、「ロータリアンである以上寄付をしてください」というアプローチではなく、「活用されている内容を知らせ、自主的にEREYを実践する地区にしたい」のが念願です。 「寄付集めの財団」から「活用を知って、自主的EREYを実践する財団」への進化、これが当地区の目標であります。 皆様の更なるご理解とご協力をお願い申しあげます。 |