ガバナー月信 Vol.6  12月 メニュー
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名古屋東RC  田中 徹弥 (有限会社 セントラルパックス 取締役社長)
 このカラス捕獲作戦には、ゴルフ仲間とで賭けが有りました。前編に記載されました藤岡カントリークラブの小屋にカラスが入居するかしないかの賭けです。普段、遊びには意見一致の仲間なのに、入居するという小生に対し、全員が大笑いして取り合ってくれません。そこで賭けが成立したのです。
 当時、例の有名芸能人タモリ氏が、盛んに名古屋人を皮肉って、ミャーミャーとか、おミャーさん、キャーシャとかやっており、名古屋人はエビフリャーが大好きなどと煽りたてていました。それならこれに悪のりして、エビフリャーを賭けようと言うことになり、一対十三の賭けが始まりました。しめたと小生は一人ほくそ笑んで大張りきりで小屋の仕掛け作りに走り回ったものです。特に囮が手に入れば、もう勝ったも同然ですからね。
 賭けの期限は高速道パーキングにカラスを置き去りにしてから一ヶ月後に迫っておりました。

囮の居ない小屋はそれから

 囮はもう居ません。希望のなくなった闘いに何とか、おカラス様にご入居願おうと小屋に菓子を入れたり、クルミを置いたり、手を尽くしましたが、ついに終了のゴングが鳴り、賭けの精算になりました。お一人様三千円也のエビフリャーを全員に振る舞う羽目に至った訳です。

エビフリャーを交渉する

 名古屋市のエビ専門店を回りました。名古屋式背開きで二枚にしたエビのフリャー一人前二匹ずつをメインにし、飲み物も付けてと言う条件で数件をまわり、これという店でマスターに交渉を始めたところ、「そんなー三千円なんて!?」と躊躇うので、幾らなら受けてくれると尋ねると、「当店ではどんなに工夫しても、千三百円以上は頂けない」と言います。そこを何とか三千円でやってくれと頼み込んだのです。それは見事な見栄えのする名古屋式エビフリャーでした。諸兄皆これ以上ない満面の笑顔でカラスの功徳を称えていましたが、小生未だ負けたとは全く思っておりません。囮があって再度挑戦すれば今度は必ず勝つはずですから。しかし再挑戦するには大きな壁がたちはだかっている事を知る事になりました。


数少ない名古屋人好み 2枚開きエビフライ(奈良ホテル)

鳥獣保護及狩猟に関する法律

 まずこの作戦でカラスを捕獲したとします。カラスをどう始末したでしょうか。どのように始末するか迄は全く考えても居ませんでした。ただもう何としても退治してやろうの一念でしたから。捕獲したら法律違反です。その上処分など思いもよりません。ですから捕獲できなくて良かったと思っています。カラスについても前記法律により、都道府県知事に事前届けを要することが判り、以来カラスを捕獲するなど考えることも無くなりました。このときのカラス作戦を機会に皆さんから次から次と、カラスについてのお知らせを頂き、広い広いカラスの世界を知ることになりました。

カラスの卓話十回

 カラスがどこで何したとか、カラスがどう遊んでいるか、どこそこのカラスは白い、エジプトのカラスは茶色、神の使いであるカラスは三本足、バナーの紋章がカラスであるポルトガルのロータリークラブ、スカンジナビアのオジンの神の肩に止まっている二羽のカラスは毎朝世界の出来事を報告している、ロンドン塔の七羽のカラスは王室の保護の下にある、権兵衛が種播きゃカラスがほぜくる、熊野三社の宮司さんはカラスについてお尋ねの電話をすると「電話で答えるとしても一時間ほどかかるが宜しいか」とおっしゃる。
 などなど、おカラス様の諸々の資料が集まり、実際に見聞したりして資料も豊富になり、ロータリー卓話も十回に至りました。資料はコンピューターに蓄積してきましたので、ホームページを立ち上げ、公開したいと準備を始めて居るこの頃です。

日本サッカー代表エンブレム
三本足のカラス

英国王室御用達RAVEN(大ガラス)ロンドン塔在住
名古屋東RC会員 増田君撮影 2004年8月
 
三重県海山町 権兵衛の里
「種まき権兵衛」像

春分の日 権兵衛踊り
「ずんべら節」(三重県海山町)
 
那智大社前 八咫カラス像
熊野三社 八咫カラス
 
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