ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年11月号

ガバナーメッセージ

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国際ロータリー第2760 地区
2017-18 年度ガバナー
神野重行

 今年度も 5 か月目に入り、18・19日には地区最大の行事、地区大会を控える今月です。RI会長代理に韓国から2008~ 09年度 RI 会長を務められたD.K.Lee氏をお迎えしての開催ですので、出席登録していただきました皆さんには楽しみにしていていただきたいと思っております。
 ところで、先月14・15日に開催しました第 5 回 WFF は、二日目の日曜日は生憎の雨となりましたが、それにも関わらず多くのロータリアン、そしてそれを超える一般市民の方々にお越しいただき、大変な盛り上がりをみせることができました。そして会員皆さんのチケットの販売協力や広告協賛のおかげで、ポリオ撲滅事業への寄付とフィリピンの水道事業・子供の教育事業への協力も例年以上に実施できることに改めて感謝申し上げます。
 さて今月は「ロータリー財団月間」です。「国際ロータリーのロータリー財団」(これが正式名称です)の歴史は今から遡ること100 年、1917 年 6 月のアトランタでの年次大会(世界大会)で、アーチ C. クランフRI 会長が「世界でよいことをするための基金を作るのが、極めて適切であると思われる」との提案をしたことに始まります。そしてこの基金が1928 年にロータリー財団と名付けられ、国際ロータリーから独立した別機関となって、昨年度には財団 100 周年を祝う記念イベントが世界中で開かれました。
 そしてこのロータリー財団は、その財源の透明性を高める努力を重ねてきて、今や我々のロータリーは揺るぎない基本理念と相俟って、世界で一番評価の高いボランティア団体に引き上げました。
 ただ、私はロータリー財団、すなわちロータリーへの寄付という表現、言葉使いに違和感を覚えている一人です。それは自分が所属し、会費を納めている組織に寄付をするということに、どうも納得できないからです。今、我々の年次寄付はシェア・システムが適用され、3年先の地区補助金やグローバル補助金にその半分を使い、残りの半分も国際財団活動資金として、VTT(職業研修チーム)や財団が行う奉仕プログラムに使用されます。ですから、これは自分たちが行う世界でよいことをしようという思い、奉仕活動への拠出であり、積立金とも言えると思います。
 その意味から、私たちが行っているのは、寄付(Donation)ではなく貢献 (Contribution) と考えていくべきではないでしょうか。
 是非、上記の主旨をご理解頂き、ご協力をお願いします。