ガバナー月信 Vol.10  4月 メニュー
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ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2760地区ガバナー 大島 宏彦

「オーロラ」


 次年度を担当される橋ガバナーエレクトが2月中旬、新空港移転直前の名古屋空港からアナハイムヘ出発されました。最後まで中部飛行協会長を務めていた私も、国際線の飛んでいる内に名古屋空港に別れを告げようと、日程の合間を縫ってラップランドヘ出掛けて来ました。この間のガバナーの実務は安藤地区幹事にお願いしましたが、各方面にご迷惑を掛けたことと思います。
 オーロラ見物を選んだのは、昨年末のフィンランド大統領来日の時のパーティーで勧められたからですが、中日新聞は以前からフィンランドから紙を輸入しています。工場のあるカヤー二には10年前に私が植えた西洋松(写真)が成長して、今は沢山の松笠も実っています。人口3万人ほどの小さな町ですが、昨年は当地区からの交換留学生が一年間、お世話になっていたそうです。
 オーロラを見るには、さらに北のラップランドまで足を延ばさなければなりません。北極圏ですから氷点下20度以上と覚悟していましたが、幸い今年は暖冬、私の滞在中にマイナス10度を切ることはありませんでした。しかしオーロラは気紛れです。スキーをやる人はともかく、さもないと短い昼をラップ村の観光に過ごしたあとは、昼寝をして待つ他に何もやることがありません。
 それでも日本に帰れば分刻みの日程が待って居る私には得難い時間でした。「見たければ3晩は居続けなさい」と言われた通り、曇ったり出なかったりで、宿願を果たせたのは3日目でした。ここまで来ると日本人観光客のほとんどが若い女性です。これには感心させられました。もっとも帰りの機中でもオーロラが見えましたから「なぜ寒い所まで」と笑われても反論できません。
 今年は岡崎南RCでフィンランドからの交換留学生を預かっているそうです。日本でフィンランド語を話す人はほとんど居ませんから、お互いに苦労していると思います。しかしフィンランドは多言語の国、道路標識も各種の案内書もラップ語かノルウェー語、スウェーデン語が併記してありますし、英語も通じます。住みやすい国ですし、国同士で親しみ合っている点は一番です。
 フィンランドは全人口が2760地区より少ない国ですが、今後も日本にとって大事にしなければならないと思います。名古屋駐在名誉領事も葛西名古屋クラブ会長です。この両国交流の一翼をロータリーが担っているのは心強いことです。