ガバナー月信 Vol.7  1月 メニュー
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RI会長メッセージ

2004-05年度 国際ロータリー会長 グレン E. エステス・シニア

第2760地区 地区大会に出席のロータリーの友人とお客様へ

 この2004〜2005年の地区大会にご出席の皆様にご挨拶を申し上げます。
 まず、ガバナーの大島宏彦氏が、地区大会の委員として、ロータリーのインフォメーション、余興、親睦などの広範なプログラムを通して、献身的な努力と働きをしてくださったことに感謝の意を表したいと思います。皆様がこの機会に新しい友人を作られたり、以前からの友人と旧交を温められたり、従来のロータリーの地平線を破り、真のロータリーのサービスをより深く理解されることを私たちは望んでいます。これこそが、真にロータリーを一緒に祝うことであります。

 今、世界では500以上の地区大会が開かれており、メリーと私にとって本年開催される全ての会議に出席することは不可能であるということを、まず、ご理解いただきたいと思います。私は、この地区大会に私の代理を勤めてくれる実績あるロータリアンを招待しました。近藤雅臣さんと彼の奥様の淑子さんです。彼らは私たちの代表です。その感動するメッセージと彼らの参加をエンジョイしてください。

 皆様が親睦とサービスによりロータリーを祝福することができるよう、マサに激励をお願いしました。メンバーシップの協力体制を強化することにより、私たちはいろいろなことができます。地域社会や世界から無教育をなくし、水源を保護育成し、健康を促進し、2004〜2005年のファミリーとロータリーを支援しましょう。

敬具


RI会長代理挨拶 第1日

国際ロータリー第2660地区 パストガバナー 近藤雅臣

―ロータリー新世紀に向けて

 この度、グレン E. エステス・シニア国際ロータリー会長より貴地区大会に向けての会長代理を拝命し、出席させて頂くことになりました。皆様とともにこの2日間、ロータリーの新世紀に向けての熱気に溢れた感動と活力の輪の中で、新たな生きがいを感じ取りたいと思っています。何卒宜しくお願い申し上げます。
 今年度は「クラブで、職場で、地域社会で、そして、世界でロータリーを祝おう」と会長は提唱され、強調すべき4つの奉仕分野を掲げておられます。それぞれの内容はこれまでと特別に異なるものでは有りませんが、「過去の成功の自己満足ではなく、現在の困難への新たな危機感をもってこれらに挑戦すべきで、超我の奉仕を第一に据えて行動しよう」と呼びかけておられます。100周年を迎えるにあたり、私は、これらの考え方を土台として、過去から何を学び、今後何をなすべきかをお互いにしっかりと考える絶好の機会であると思っています。ロータリーにおいて今後共変えてはならないもの、変えなくてはならないものをこの時期にしっかりと議論し、新世紀に向けて行動して行かなければなりません。議論すべきことは数多くありますが、識者のお叱りを覚悟で私見の一例を述べさせて頂きます。ロータリーの綱領は絶対に変えてはならないものとして、例えば、会員増強問題はどうでしょうか。過去に会員増強バブル時代があり、とにかく揉み手をして一人でも多く招き入れたのは良いのですが、結局は去られてしまったという苦い経験があったのではないでしょうか。敷居を低くすれば出て行くのも気楽なのでしょう。そして、その後遺症として素晴らしい会員までが、魅力を失って去って行くという悲劇も味わっています。ロータリーのバッジに誇りを感じ、良い意味でのエリート集団としての自覚を持つ現在の会員を基礎として、再び、質の高いクラブ、誰しも憧れるが簡単には入れないクラブ造りをすることも大切なことではないでしょうか。敷居を高くし、数が少なくなって、世界第二位の会員数、寄付額を維持できなくなるといけない?のでしょうか。奉仕活動においては国際的な活動も大切ですが、身近な奉仕活動にももっと力を注ぐべきではないでしょうか。今、日本の社会において救いの手を待ち望んでいる人がどれほど多いかも考えるべきですし、自然災害のハザードアセスメントへの専門的、資金的協力、被害者の救援活動支援も大切でしょう。職業奉仕においては、ロータリアンの存在をどう生かせば良いかということも問題です。ロータリアンはそれぞれの分野でトップの人材であり、それぞれのロータリアンは叡智という素晴らしい財産をもっています。その叡智という最も高価な贈り物を教育に提供できるのではないでしょうか。非行、徳育問題だけではなく、青少年の理科離れは科学立国を目指す日本の将来を危ぶませるものです。そのほか、日本独特の素晴らしい成果をもつ米山記念奨学会制度は変えなくても良いのでしょうか。もっと効果的で感謝される選抜、処遇方法はないのでしょうか。そして、何よりも日本外交がいわれているように、ロータリーにおいても日本人はお金をだすが、口は出さない奥ゆかしい民族であるとみられていることなど(この点に関しては、2004年国際大会運営において官僚的なRI当局にいささかではありますが認識を改めさせたものと考えています)議論すべき課題は数えればきりがありません。皆様とともに変えなくてはならないことを考えてみたいものです。 食べ物の世界ではFast Food の時代からSlow Food の時代といわれています。日本におけるロータリー新世紀はFast から Slow へ、時間と手間はかかるが中味のある“質”の時代へと変換が起こっても良いのではないでしょうか。


RI会長代理挨拶 第2日

国際ロータリー第2660地区 パストガバナー 近藤雅臣

―ロータリーを祝おう

 日本最大の会員数を擁する第2760地区の地区大会に会長代理として出席させて頂き、皆様とお会いすることができて大変光栄に存じます。まず、最初に、本年5月に大阪を中心に開催されました国際大会に際し、皆様から温かく、心強いご支援を賜りましたことを心から感謝申し上げます。
 来年は、当地区内で「愛・地球博」が開催され、その中で、日本のそして世界のロータリアンとの友情交換の場としてロータリー館を建設するための努力をされています。 ロータリー100周年を祝い、ロータリーの奉仕活動を世界に知って頂くにふさわしく、誇るべき企画を立て実践されたものと深く敬意を表する次第です。
 さて、グレン E. エステス・シニア国際ロータリー会長の今年度のテーマは「ロータリーを祝おう」であります。そして、「私たちのクラブで、職業で、地域社会で、そして、私たちの世界で、新たに奉仕に献身しあって、ロータリーを祝おう」と提唱しておられます。「100周年を祝うということは、過去の成功の自己満足ではなく、現在の困難への新たな危機感を持って祝うということである。過去、ロータリアンは、紛争、飢餓、貧困、医療の貧弱さによる病気の蔓延、幼児の死亡率の高さ、それらが、水や食料の基本的必需品の不足により助長されている現実を目の当たりにし、これらの救済に努力し、多くの経験をしてきた。それにもかかわらず、未だに手の届かない人があまりにも多く存在していることを今認識している。」したがって、「ロータリーを祝う最善の方法のひとつは、これらの経験の重みを充分に生かして引き続き人道的奉仕に取り組むことであり、それも、第一に超我の奉仕を据えることである」と提唱しておられます。これらを実現するため強調すべき4つの奉仕分野すなわち、ロータリー家族、保健問題、識字率の向上、水資源保全を掲げておられます。ロータリー家族に関しては、「クラブの中で社会的イベントや奉仕活動に家族も参加すれば会員にとって人生を豊かにし、生き生きしたものになる」、保健問題に関しては、「ポリオ・プラス プログラムは保健問題の活動の最前線にあり引き続き力を注ぐべきであるが、これ以外の保健問題にも広く取り組むべきである」、識字率向上については「発展途上国では成人識字率の平均が75%を下回るという結果がでており、更なる努力が必要である」、水資源保全に関しては、「世界で10億人以上の人々が清潔な水を得ることが難しく、毎年500万人以上が汚染水が原因となって亡くなっているといわれている。とくに、アフリカでは人口の約55%しか安全な水を使うことができない」などであります。これらの奉仕を支えるロータリーの現況は、世界のロータリアン数については本年9月現在で、1,211,447名、1位アメリカ、2位日本、3位印度となっており、日本は103,298名と記載されています。また、財団寄付額では、2003年度で、1位アメリカ、2位日本、3位韓国となっています。一方、人道的補助金受領国の1位は、印度、2位ブラジル、3位メキシコ、ポリオ補助金の受領国1位は、印度、2位アンゴラ、3位ナイジェリアとなっています。いよいよロータリーも100周年を迎え、この機会に新しい世紀に向かってロータリーは如何にあるべきかを考えたいものです。来年はシカゴで100周年記念大会が開催されます。日本から多数参加して欲しいとの要望がきています。日本はやはり参加者数で世界第一位、二位を争う国だからです。シカゴの実行委員会は2004年の登録者最高記録を塗り替える意気込みで頑張っておられます。できるだけ多くの国の、多くのロータリアンによって100周年を祝えればこれに越したことはありません。会長も皆さんの参加を心待ちにしておられます。


地区大会を終えて

地区大会実行委員長 柴田 茂 (豊橋南ロータリークラブ)

 第2760地区ロータリアンの皆様、11月の地区大会におきましては、多数のメンバーにご参加をいただき盛大に開催出来ましたこと心より感謝申し上げます。十分な設備が無い分については、創意工夫を凝らしたつもりですが、十分楽しんで頂けましたでしょうか。終了後多くの方よりお褒めの言葉をいただきましたが、細部においては行き届かない点が多々あったかと思います。新しい地区大会を模索するための挑戦と言うことでロータリーの友情に免じてどうかご容赦ください。
 さて2日間の大会を振り返りますと、中でも印象的であったのは、初日に開催したRI会長代理歓迎晩餐会において、近藤雅臣会長代理が自ら即興でバンド演奏に加わっていただき、大いに会場が盛り上がった事があげられます。おそらくこの雰囲気が、今回の地区大会の緊張を良い意味でほぐしていただき、終始和やかなムードで運営できた大きな要因になったのではないかと思います。
 また今回最も苦労をした設営の1つである2日目の昼食については、出来るだけ東三河らしさをという事で手作りにこだわった結果、一部のゾーンで食事の供給が少し滞るといった状況もありましたが、皆様のご協力で無事運営が出来ました。
 『来て良かったと思っていただけるような運営にする』と意気込んでお迎えした訳ですが、結局は我々のホスピタリティの力というよりは、ご参加いただいた方々の受容力の大きさに支えられた大会であったとつくづく思う次第です。
 そして何より有り難く感じることは、多くの方のお力添えを得ながら今大会を無事終了させていただいたことで、我が豊橋南ロータリークラブのメンバー間に、以前にも増して大きな一体感が生まれたように感じる事です。このような素晴らしい機会をいただけた事を心より感謝しつつ、簡単ではございますが私からのお礼のご挨拶とさせていただきます。

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