国際ロータリー第2760地区2018-19年度地区委員会紹介

地区委員会報告

学友委員会

学友・青少年交流シンポジウム -学友と青少年の交流を奉仕を中心として考える- 

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地区学友委員会
池谷 悟

6月16日、第2760地区内のロータリー青少年プログラムやロータリー学友、及びロータリアン430名が参加し、「学友・青少年交流シンポジウム」を愛知県にある名古屋学院大学名古屋キャンパスしろとり校舎翼館で開催しました。この交流シンポジウムは、昨年行われた第1回青少年・学友交流フェスタを更に発展させ、奉仕を中心にした交流事業を作りなさいと村井總一郎ガバナーからのご指示を頂き企画が始まりました。
前年度に、国際ロータリー第2760地区と愛知県は、相互の連携強化を図ることで大規模災害時に備えた地域防災力の向上を目的とした防災協定を締結しており、また毎年のように引き起こる自然災害に対し、各地で防災教育が盛んに行われるようになっていた事もあり、ロータリーでリーダーシップを学んだ青少年プログラムとロータリー学友に災害時の自助、共助で活躍していく為の知識を身につける事ができる体験型防災・減災講習を行う事を奉仕と位置づけ、それに向けて計画を進めていきました。
 
 ところが昨年の運動会形式と違い、全てが初めての事業の為、何から手を付けていいのかわからず、昨年の学友実行委員さん達とどのように進めようかと喧々諤々の議論を行いました。交流なのか?奉仕なのか?委員会内でもどうしたらその両方が叶えられるのか、議論の袋小路に入ってしまう事も多々ありました。さて困ったな、と相談に伺った愛知県庁防災局の人のお勧めで、あいち防災リーダー会という団体をご紹介頂きました。
この出会いがきっかけで事業が大きく具体的に進んでいく事になります。
 既に愛知県内で様々な防災啓発活動を行っているあいち防災リーダー会は災害時に必要な情報・啓発ノウハウを持っており、地区の青少年に対して防災・減災の知識を伝えて災害時のリーダーに育てたいという私たちの目的にぴったりでした。
 お話を伺うと、若い世代はなかなか防災について興味を持つことが少なく、同様のイベントがあってもほとんど集まってくれない中、ロータリー青少年プログラムの高校生を中心に約300名近くの青少年が、防災・減災時のボランティアマインドを育成し、リーダーとして活躍できるようになれるという事を非常に喜んでおられました。
 その後、愛知県、名古屋市の後援も頂き、消防署職員による応急手当訓練も起震車による震度7の揺れの体験も可能となり、続々と減災啓発コンテンツが決まっていきました。

 当日は梅雨の合間にも関わらず晴天に恵まれました。青少年プログラム、ロータリー学友、米山学友の皆さん、支援団体の皆さん、ロータリアンが一斉に会して行われた開会式では、村井總一郎ガバナーの温かい言葉に思わずこみ上げるものがありました。様々なコンテンツは、楽しくもあり、また理論的で、災害時に自分は何をすべきなのか?を考えさせられる内容でした。あいち防災リーダー会と支援業者の皆さまによって運営されていましたが、多くのコンテンツを回る為に、青少年関連委員会・委員の皆さまのご協力で全員がスムーズに回ることができ、ロータリアンの理解力、行動力の素晴らしさを感じました。
 最後の閉会式では、若者たちが今回の交流事業をきっかけに、自らの愛する人、世話になった人を守れる自分になる、なろうという自信にあふれた目をした姿がとても印象的でした。本気で学んだから楽しくなる。本気で行動したから仲良くなれる、そんなことを感じることができた事が大きな収穫でした。(第2760地区 愛知県)

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