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特別寄稿2018-10-01T18:21:51+00:00

2018年10月1日

2018年10月1日

ポリオ撲滅・世紀のカウントダウン

ポリオ撲滅のためのゾーン・チャレンジ・コーディネーター(2009-12)
ロータリー財団地域コーディネーター(2012-15)
ロータリー日本財団理事(2015-現在)
PDG(2007-08) 江崎柳節(小牧RC)

0-5歳の小児期で最も忌まわしい疾患であるポリオの撲滅をロータリーが世界のこどもに誓い,立ち上がったのは1985年ロータリーが創立80周年を迎えた年に遡ります。ポリオの起炎菌は1型から3型の3種のビールスであり、好発部位はヒト脊髄灰白質前角で、感染直後から運動筋、骨の弛緩麻痺と発育不全を来すもので延髄領域、呼吸筋麻痺に及べば,当時世界中に準備された鐵の肺の適応になるが、これは生命の危機を意味するものでありました。125ヶ国で年間40万人の発症のポリオ撲滅に立ち向かうロータリーのパートナーとして国連機関であるWHO(世界保健機関)、UNICEF(国連児童基金)、そしてCDC(アメリカ疾病対策センター)がこれに呼応し,1988年世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)として始まりました。その後2009年ビル&メリンダ・ゲイツ財団がロータリーに強力な支援者として加わりました。ビル・ゲイツ一家はポリオ患者を抱え、先代共々シアトルのロータリアンであり、支援基金は常にロータリーに向かって行われています。

「何故ロータリーがポリオであったのか」。これは当時からある部分の会員から投げかけられていた疑問でした。曰く「医学団体でもないロータリーが」、「いつまで続くんだ」などなど。 30年以上経った今、ロータリアンは解っています。

「他で出来ない本当のニーズに応えるロータリー」
「グローバルな立場で影響力を有するロータリー」
「多様な専門分野集団ロータリー」
「延べ20億人の子供に免疫賦与をする実践力のロータリー」
「長期的な変化と情熱と不屈の精神のロータリー」
「未来の人類に方法論の遺産を示すロータリー」

その上 「2滴の経口投与で確実に予防できる免疫機構」
「世界のリーダー、組織とのパートナー・アビリティー」
等々、ロータリーの覚悟には神も味方しています。

2018年9月4日現在 パキスタン3例、ナイジェリア0例、アフガニスタン12例。残る撲滅のための予算は15億$不足と2017年の国際大会(アトランタ)で報告されました。直後ステージ上でGPEIと27の国家から12億ドルの支援の誓約が披露されました(図1)。残る3億ドルはロータリーが毎年5000万ドル、ゲイツ財団が1億$3年間の上乗せをロータリーに宣言しております。世界中の注目と1例の発症も漏らすまいと遺伝子検査で応える独立監視機構(IMB)に守られながらロータリーは世紀のカウントダウンを迎えています。我々は「ロータリアンはInspiration」で最後まで応えましょう(図2)。

△図1

△図2

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