ガバナー月信 Vol.11  5月 メニュー
■ガバナーメッセージ  ■国際協議会に参加して  ■次年度地区指導者(委員長)研修会議
■会長エレクト研修セミナー(PETS)  ■インターアクトクラブ顧問・委員長会議  ■全国ローターアクト研修会
■カナダRI第5370地区 GSEチームを迎えて  ■名古屋西南RC 創立10周年記念式典
■ロータリー館初例会報告  ■ロータリー100周年記念特集
■ロータリー100周年記念4RC合同シンポジウム報告 〜10代フォーラム「私たちはこう考える」〜
■話の泉M 「クラシック・フェラーリでイタリアを駆ける」  ■ハイライトよねやま 62号
  ■ロータリーの友 トピックス  ■今月のカレンダー  ■出席報告(3月分 EXCEL形式)  ■文庫通信

国際協議会に参加して

ガバナーエレクト  橋 治朗

 カリフォルニアの空は青かった筈の今年の協議会は、何年ぶりかの異常気象で前半4日間は雨ばかり降る肌寒いアナハイムで行われました。
 2月18日夕方集合し25日朝解散という、実質6日間、場所は例年の通り、ヒルトンホテルでしたが、二階の柱のない大会議場や食堂は大勢集まると床がユラユラ動き老朽化が進んで居り、来年はサンディエゴに移るそうであります。
 国際ロータリーは世界を529地区に分けているので4人欠席だったそうで525人のガバナーエレクトが集合し、その内68名の女性のガバナーが出席していました。
 協議会の日程は、ガバナーエレクトが9回の本会議と14回のグループ討論、配偶者は9回の本会議に加え配偶者の為の3回の本会議と4回の円卓討論会と友愛の家への出席、又2月23日はロータリーの誕生日であったので、100周年記念奉仕プロジェクトとしてエレクトは近くのフッドバンクというNPOでカートン詰めの勤労奉仕をして2時間程汗をかき、配偶者はホテルで識字率向上のお手伝いのシオリ作りと日本から持って行った童話の本に地区名と名前を書いて寄贈するという仕事を行ったそうです。
 初日にはエステス会長の挨拶の後、カール・ヴィルヘルム・ステンハマー会長エレクトが本年のRIテーマ「超我の奉仕」“SERVICE Above Self”を発表した時、皆立ち上りました。90年前に言い出された聞きなれた言葉ですが、今年は第二世紀の最初の年になるので、ロータリー活動も原点に戻って考えたいという気持が出たものと思います。又一年一年会長が替わる度に提唱する内容が変わっていたのを、良い事は継続する方が良いという事で、水保全、保健、ポリオ撲滅という衛生問題、青少年教育、識字率向上という教育問題は、何年も前から提唱されているが次年度も力を入れて行くという。世界的にも会員数の減少が頭の痛い問題で、ステンハマー会長も会員増強を切に願い、本年1クラブにつき会員純増1名を最低の目標とし、世界に3万1千余のクラブがあるので、年3万人ずつ増えれば、10年経つと30万人増えるので現在120万人の会員が150万人になるという計算でした。
 会場では、インド、ブラジル等のガバナーエレクトが、日本人と見ると寄って来て、学校を作ってほしいとか、学生を受けてくれないかとかの話がありましたが、当地区は万博もありとても余裕はないとお断りしました。
 2月22日の夜は各国の民族衣装での交歓会で、学芸会の様にブラジルのサンバ、アフリカの踊りや歌が披露され、我が日本チームも「さくらさくら」の女性陣のあでやかな日本舞踊と男性陣はハッピ姿で舞台下での応援(舞台の上は40人以上が一度に乗ると危険)になり大喝采を博しました。
 グループ討論は14のセッションに分かれていましたが、強いクラブを借り会員を増強する事と財団を強化するセッションに一番力が入っていました。我々日本にいると、外国へ行くにはすべて航空機に頼るわけで、簡単に自分自身で援助に行くのも難しいのが現実であり、結局世界的な奉仕活動となると財団にお金を出して有効に使って貰うのが一番早いという事になります。
 しかしポリオを絶滅するとか、識字率を100%とかいうのは、国連やWHO、各国政府が責任を持って遂行すべき問題で、民間団体としてのロータリーの限界を考えて、出来るだけの協力であるべきだと思います。病気とか教育は少しずつでも継続的に努力すべき問題でしょう。その意味ではロータリー会員の長く続く協力はいつかは必ず報われる事になるでしょう。
 今回の協議会は、世界の新しい友人を知ることが出来、色々な勉強をさせて頂く事が出来、会員の皆様に厚くお礼申し上げます。
感謝
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