ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2018年1月号

ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2760 地区20180102.jpg
2017-18 年度ガバナー
神野重行

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年、2017-18年度前半は、会員皆様のご協力のおかげで、地区として大変充実した半年にすることができました。感謝申し上げますとともに、今年もあと半年、よろしくお願い申し上げます。
 今年の干支、戌年は昔から「戌笑う」と言われて、運気として恵まれた年回りということです。会員各位もその運気を大切にして、一段と充実した一年にしていただき
たいと思っております。しかしながら、運気だけを頼りにしていてはいけないことは自明の理です。新しい年を迎え、この一年の計画をシッカリ立てて、その実現に向けての努力の積み重ねがあってこそ、運気を味方につけることができます。是非、こんな気持ちでロータリー活動にも励んでいきましょう。
 さて、かねてから地区方針でお伝えし、昨年の地区大会でもお願いしましたように、今年は、新たな新事業「ロータリーファミリーとの新交流プロジェクト」を6月に開催することになりました。これは、青少年奉仕委員会と学友委員会との共同事業、いわゆるクロスプロモーションであります。地区青少年奉仕委員会を中心に、青少年の中のローターアクト・インターアクト・RYLA・青少年交換と、米山を含む学友の皆さん、更に財団の奨学基金・平和フェローシップの皆さんと私共ロータリアンとの大交流事業を企画していただいています。各クラブならびに会員各位には、大きなご支援をお願い申し上げます。このほか、これから地区内7分区で開催されますIM や、地区大会で愛知県と締結しました「防災協定」の具体的取組の始動など、今年度の後半も、昨年7月の年度当初に抱いた決意を忘れず、着実に実行していかなければなりません。そして年度の終わりには、カナダ・トロントでRI 世界大会が開催され、6月24日には当地区のガバナーナイトも開かせていただきます。皆様の更なるご協力をお願い申し上げます。
 ところで今月1月はロータリーの根幹と言われる「職業奉仕月間」であります。昨年11月30日に開かれました「地区内クラブ職業奉仕委員長会議」でも大いに論議されましたが、このところRI の中ではこの職業奉仕について、職業倫理感をベースにした日本流の考え方-ロータリアンの奉仕活動は、自らの職業をより高潔なものとしながら奉仕活動を実践することであり、その理念で結ばれた職業人の集りがロータリーである-という考え方が弱い立場に立たされているようです。即ち、最近の世界の職業奉仕に対する捉え方は、ロータリアンが仕事として活動するものすべてが職業奉仕であって、これは社会奉仕活動につながるという風に変わってきています。そしてこの流れは今後より一層強まっていくように思われます。日本人ロータリアンの多くは、この変化に違和感を覚え、この変化についていけないという声も上がっています。しかし、私は、この変化の中で、この認識、捉え方について、あくまでも自分自身がどう考え、そして、どう行動するかという軸をシッカリ持っていることが、大事なことであり、大切だと思います。
 幸いロータリーには「四つのテスト」があります。この四つのテストは、奉仕に対する考え方がいかに変化しようとも普遍的にロータリー精神を繋ぎ、伝えていくべきキーワードです。
 今年も皆様が「四つのテスト」に照らしながら、行動していただき、ロータリー活動に邁進していただくことをお願いして、新年の挨拶とさせていただきます。