ガバナー月信 Vol.8  2月 メニュー
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■話の泉I 「中高年登山コトハジメ」 ■RI会長主催祝賀会議へのご案内
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■出席報告(12月分 EXCEL形式) ■上半期(2004年7月〜12月)寄付報告

 世界理解月間


  地区国際奉仕委員会

  委員長  吉野 勝己

 世界平和を実現するためにロータリーが深く関与した活動に、国連の設立と国連憲章の制定があげられます。RI2760地区第1回国際奉仕委員長会議(9月14日)において、国際連合地域開発センターの小野川和延氏をお招きし、国際連合の奉仕活動の状況についてご講演を賜りました。
 かつて1951年RI理事会は国際連合及び国際連合に関する刊行物に対する決議を発表し、「RIは国際連合憲章の規定や国連連合の決議及び法規に対して是非も否認もしないが、ロータリアンが世界平和の促進を目指す国際連合の活動に精通する事は奨励する。」とあり、国際連合設立に大きく関与したにも拘らず、これに対してスタンスをおいています。そして現在の手続要覧では国際連合に関するすべての記述は抹消されています。当時は国連の武力行使による世界平和の実現の姿勢の是非が問われていました。しかし現在、国際化したテロ組織、広がる大量破壊兵器の脅威、出口のない民族紛争、地球規模で広がる伝染病等、世界が直面する課題は山程あります。そしてイラク戦争の経過に見るように世界平和実現に向けて、国連が果たす役割は大なるものがあります。 
 国連創設60周年に当たる来春、勝利国が設立した国際連合の常任理事国に、敗戦国である日本が参入することになるかも知れません。時代と共に国際平和実現の手段とその方法も、大きく変化してきています。また国会でも日本のODAのあり方も議論されております。ロータリーも100周年を迎え、世界理解月間にあたり、ロータリアンとして世界平和実現のための国際奉仕のあり方を改めて、問い直してみる必要があるような気がします。
 RI第2760地区国際奉仕委員会の活動状況は、国際交流につきましては、皆さんからご回答いただいたアンケートを集計し、次回の第2回国際奉仕委員長会議に提示する予定であります。
 青少年交換委員会では、昨年12月11・12日と交換留学生と共に、京都に一泊研修を行いました。ローテックスの皆さんにも参加をいただき、初冬の京都を留学生に満喫して頂きました。交換留学生に関しては、派遣・受入等、各クラブの協力が大いに必須であります。この場を借りて重ねて各クラブの絶大なるご協力をお願い申し上げます。
 世界社会奉仕委員会も多くロータリーメンバーの参加のもと、2月にタイを訪問し、これまでの当地区のWCS活動の成果を確認してまいります。今年は愛・地球博開催の年にあたり、タイRI第3360地区への永年にわたる当地区の奉仕活動へのお礼方々、感謝状をたずさえ、4月に数十人のタイのメンバーが来訪する予定であります。
 かつて、1893(明治26)年、シカゴ郊外のミシガン湖畔に、「ホワイトシティ」と呼ばれる人口都市が出現しました。これは、アメリカ大陸発見400年を記念して開催されたシカゴ博、別名コロンブス博の会場でした。このシカゴ万博開催のおり、放浪の旅から返ったポール・ハリスも多分そこに足を運んでいたのではないかと推測されます。そして、その日本館では米山梅吉氏が通訳として活躍されていたと聞いております。さらにその日本館に、帝国ホテルの設計をした、アメリカの偉大な建築家フランク・ロイド・ライトも足を運んだと聞いております。
 今年開催の愛・地球博で、大きな出合いのある事を祈念してやみません。
合掌

 青少年交換委員会より


  地区青少年交換委員会

  委員長  鈴木 吉男

 青少年交換委員会は、新世代の部分と国際奉仕の2つの側面をもっています。16才〜18才の新世代に属する学生を各クラブから推薦をいただき、地区委員会で選考し、学生達に留学の心得を指導し、日本をよりよく理解していただく為の善意と国際理解のロータリー使節として送り出し、交換先の地区委員会の指導のもとに一定期間、外国のロータリアンの家族及びロータリーの推薦する家庭でホストされ、その家族の一員として過ごし、地区内の学校に通学してありのままの生活体験をし、その国の風俗・習慣等を見聞しながら国際理解と国際親善を推進することです。
 そして交換として来日する留学生を地区内のロータリーで1年間、日本の学校に通いロータリーの家族又は推薦する家族でお世話いただき、日本の理解を深めていただき、又留学生を通じ外国の人々の考え方、習慣をより身近に理解していただくことにあります。
 第2760地区では旧第260地区の1968年から始まり、大変歴史のあるプログラムです。現在までで受入派遣で約500名の交換をしております。
 今後とも多くのロータリーからのすばらしい学生を推薦していただきますようお願いいたします。

 WCS活動を通じて思った事


  地区世界社会奉仕委員会

  委員長  水谷 金之

 世界を理解するに最近大変喜ばしく又、楽しい事が二つありました。
 一つは昨年10月WCS活動の下打合せで、2760地区の相手先である3360地区タイのチェンマイ・チェンライを訪問した時、あまロータリークラブの鈴村さん、東海さんがプライベートで山岳地帯にある小学校を訪問するので委員長も是非同行してくれとの事で、チェンマイ・ハンドンロータリークラブのエッカウットカウイラさん(日本名でケンジローさん)の案内でチェンマイから自動車で2時間ほどの学校を訪問致しました。小学校は私がびっくりする程、荒れ放題で幼稚園児・小学生370名一緒に学んでいましたが部落の幹部総動員で私たちを紹介も交えて出迎えてくれて、私達に対する期待感がありありとわかりました。なんと、トイレが二つしかなく、鈴村さん達がこの小学校が立派になるまで毎年応援していくとの事で、すがすがしい気分になり、私もロータリーにいる限り陰ながら協カしたいと思っております。その帰り道ケンジローさんが是非立ち寄ってくれとの事で、これが又反対にすばらしい「豪邸」。チェンマイハンドン市の警察本部長プリーサさんの家で、本人・奥様・メードさんが珍しい果物等で歓迎してくれました。30分程経った時、ロータリーの話になりプリーサさんから私達3人の職業の質問があり大変良い職業だと誉めてくれ、欧米人が訪問してくれた事はあるが日本人が家に来てくれた事は初めてと喜んでいる様子でした。何気なくロータリーに入会しませんかと言った処、本人がすぐOKと返事をくれ、奥様によろしいですかと聞いたら大賛成ですとの事。三人の対応がよほど良かったのかと思ってしまいました。
 後でケンジローさんに聞いたところ何十回も入会を勧めたが、断りばかりでだめだと思っていたが今日貴方達のお陰で決心してくれたと大変喜んでくれました。お祝いにスーパーの中の日本料理店でプリーサさんも呼んで5人で天ぷらうどんを食べながら、ケンジローさんが、「チェンマイ・ハンドンロータリークラブは現在18人なのでこれで19人目が出来た」と感激しているのを見て、タイまで来た甲斐があったと私も心温まる気持ちになりました。その後、今月7日からWCS活動に行く打合せで電話を入れた処、プリーサ本部長さんも今では立派にロータリー活動をしていらっしゃるとの事で再会が楽しみです。
 もう一つは帰途友人である台北明門ロータリークラブの李さんを訪問した時のことですが、原稿の都合上、また何かの機会にお話したいと思います。
 世界でいろんな人達がロータリーに入会し、いろんな処で活躍している場面がWCS活動を通じて見ることができ、大変有意義な事と感謝致しております。又、本年度は新しくラオスへ訪問し、WCS活動をする予定です。今からどんな出会いがあるか楽しみにしております。
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