ガバナー月信 Vol.3  9月 メニュー
ガバナーメッセージ新世代月間によせて地区大会のご案内第1回地区大会企画委員会
愛知県知事・名古屋市長表敬訪問第15回インターアクトクラブ協議会
話の泉A「ドクターヘリがあなたの命を救います」|話の泉B「将来の横綱(白鵬関)に御進講」
第1回諮問委員会米山学友会総会今月のカレンダー文庫通信ハイライトよねやま 54号
出席報告 (7月分 EXCEL形式)規定審議会決議報告 (PDF形式)

西尾RC  小笠原 金蔵 (小笠原工業梶@代表取締役)
 オヤジの時代から大相撲地方巡業の勧進元をやっている。幾多の横綱・大関とチャンコを供にして来ている。
 三年前、名古屋場所の時、宮城野部屋が西尾に来たいと云うから、適当な所をあちこっち探して、五億円かけた大沢さんの自宅を借りることになった。五億円の家というのは、これでもかこれでもかと全国の廃園になった庭石、右木を集めまくり、一枚板の杉をふんだんに取り入れ、磨きまくった和風建築で、これ以上の褒め方は私は知らない。その立派な門前に土俵・横にチャンコを食べる前倉庫の食堂、幕下以下の宿舎に当てているバラツク建てと名古屋場所の相撲部屋の宿舎としては最適であり、その上感心したのは、資源回収業を大きく経営している大沢さんは、五台の大型冷蔵庫、チャンコをやる倉庫に大型クーラーを廃品の中から探し出して来た。
 西尾のこの宿舎に宮城野部屋が来た時、モンゴル出身のヒョロ長い色白の若者が序の口におり、これで上に上って行けるのかなぁと思ったが、彼のお父さんがオリンピック銀メダリストだそうでDNAは文句なしである。番付はアレヨ、アレヨと云う間に幕内上位に昇進し、西尾ロータリー三浦康彦会長エレクトを後援会長にすえ、例会会場の平安殿で6月27日後援会結成大会を挙行、親方力士十四名と共に、会員八十名の参加を得て盛大だった。
 名古屋場所の行なわれている愛知県体育館までボランテアで関取の送り迎えをしている運転手が「白鵬は平幕優勝の可能性が高い」と云うから私は全面的に否定したら、その勝ちぷりは相手をなめているようだ。四日目は三回つり上げそれで勝ったと思い、引き上げたら相手に後から押され、「感違い負け」そんな取り口は四十八手ウラオモテには無いが、そのくらいの余裕ある相撲を取っている。
 来年の名古屋場所が楽しみで、三役は間違いなく、場合によっては「横綱」もある。その未来の横綱と場所前に宿舎チャンコ場で一緒に鍋を囲んだ。十九才と云うと私の孫に近い年令である。「礼儀正しくせよ。」「約束の日程は必ず守れ。」などと教えた、三十年前現北の湖理事長が二十才横綱で西尾に来た時、私の自宅で泊った。正座して「お世話になります」と挨拶したことを鮮明に覚えている。でも彼は三役になるからこれが最後の御進講だと思う。日本人であろうと外人であろうと国技の大相撲の「横綱」である。周囲が相撲ばかりでなく、横綱の品格を今から毎日教育すべきである。不人気の国技大相撲の為に。

将来の横綱
▲上へ戻る