クラブ事業報告

稲刈り交流会 報告

開催日:2026-09-10

名古屋錦RC 社会奉仕委員長 鈴木 右

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2026年9月10日(木)、岡崎市立下山小学校において、名古屋市立川中小学校との稲刈り交流会を実施しました。
本来は9月9日の開催予定でしたが、前日の記録的な大雨により名古屋市内の小中学校が臨時休校となり、急きょ翌日に延期となりました。バスの再手配や関係各所との調整など困難もありましたが、多くの皆様のご協力により、予定していたすべてのプログラムを実施することができました。
この交流事業は、当クラブが2000年に始めた環境教育支援事業を原点としています。2005年から下山小学校と川中小学校との交流へ発展し、春の田植え、秋の稲刈り、冬の交流会と、年間3回の交流を続けています。現在ではPTAや地域の皆様の協力のもと、両校の総合的な学習の時間として年間約50時限のカリキュラムに位置づけられています。
当日は、川中小学校4年生30名とPTA、教職員の皆様が下山小学校を訪れ、午前中は暁会や地域、PTAの皆様のご協力をいただき、下山小学校の全校児童約20名とともに、小雨の中ではありましたが稲刈りを体験しました。
午後は、助産師・看護師で「世界基準の包括的性教育を日本に広める Ansluta」代表の伏田綾さんを講師に迎え、「いのち」をテーマとした講演を行いました。
事前に両校の学習状況を確認し、学校、講師、ロータリーで内容を丁寧に調整しました。講演では、自分の身体や命の大切さ、人と人との間には「境界線(バウンダリー)」があり、自分も相手もその境界を大切にすることなどを学びました。子どもたちは50分間、食い入るように話を聞いていました。
最後に児童の一人が、「これまで聞いたことがなかったことが、たくさんありました」と感想を話してくれました。今回の学びが心に残り、自分自身と他者の双方を大切にできる人へ成長してほしいと願っています。
同時に、私たち大人も学び続ける必要性を感じました。現代の子どもたちが受けている教育や価値観は、私たちの子ども時代とは大きく変化しています。大人の側も知識や価値観をアップデートしなければ、今の子どもたちに正しく向き合うことはできないのではないでしょうか。
また、「人を育てる事業」の成果やインパクトをどのように測るかは、当クラブの今後の課題です。子ども時代の体験が10年後、20年後にどのような形で表れるのかを短期間で測ることは容易ではありません。
今のところ明確な答えはありません。それでも、この活動には意味があると信じ、子どもたちの未来を願いながら続けていくこと。その積み重ねこそが、この事業の大切な意味なのだと思います。