クラブ事業報告

一服のお茶が結ぶ心の絆 「お抹茶体験で国際交流」を開催して

開催日:2026-08-30

西尾KIRARARC 国際奉仕委員会 委員長 福西章人

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グローバル化が進む昨今、私たちの街においても外国にルーツを持つ方々や外国人労働者が着実に増加しています。同じ地域で共に暮らす中で、互いの文化や価値観を尊重し支え合う「多文化共生」の推進は、今や地域社会にとって喫緊の課題といえます。こうした課題に向き合うべく、私たち西尾KIRARAロータリークラブでは2026年8月30日、地域が誇る特産品「西尾の抹茶」を架け橋とした国際交流事業「お抹茶体験で国際交流」を開催いたしました。

本事業の大きな特長は、会員自らが伝統文化の「伝道師」となり、地域の方々と直接心を通わせる点にあります。事業の開催に先立ち、会員向けの茶道講習会や卓話を実施しました。お茶の点て方や作法はもちろん、相手を重んじる茶道の精神性や礼節を改めて深く学び直し、日本人としての誇りと伝える責任を胸に当日を迎えました。

開催当日、会場となった西尾市総合福祉センター4階「ふれあいホール」には、外国にルーツを持つご家族を中心に多くの方々にご来場いただき、開会直後から会場は温かい活気と笑顔に包まれました。特にお抹茶体験ブースは大人気で、一時は順番待ちの列ができるほどの盛況ぶりとなりました。参加された方のほとんどがお茶を点てるのは初めての経験でしたが、会員の手ほどきを受けながら、真剣な眼差しで茶筅(ちゃせん)を振る子どもたちの姿がとても印象的でした。自分で点てた出来立てのお茶を口にし、「美味しい!」と満面の笑みを浮かべてくれた瞬間、言葉の壁を越えて心が通い合った温もりを強く感じました。

当日は地元新聞社の取材も入り、地域における多文化共生の確かな歩みと、西尾が誇る伝統文化の魅力を広く発信する極めて意義深い一日となりました。

一服のお茶を共に味わい、笑顔を交わし合う、そのささやかな体験の中にこそ、互いを認め合う確かな第一歩があります。私たちはこれからも、地域の伝統や誇りを大切に受け継ぎながら、多様な人々が心豊かに暮らせる共生社会の実現に向けて、地域に根ざした活動を続けてまいります。