ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年12月号

ガバナーメッセージ

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国際ロータリー第2760 地区
2017-18 年度ガバナー
神野重行

早いもので今年も最後の月を迎えました。私のガバナー年度も前半最終月ということになります。

地区会員の皆様にはガバナー公式訪問で大変お世話になりましたが、お陰様で先月2 日までに無事終えることができました。会長・幹事懇談会で、それぞれのクラブの様子も感じることができましたし、例会では皆様の暖かい歓迎のお気持ちを感じ入ることができ感謝申し上げます。

そしてRI 会長代理に隣国韓国から元RI 会長D.K.Lee ご夫妻を迎えて、18・19 日に開きました地区大会には2600 名を超える皆様にご登録いただき、成功裏に終えることができましたことも厚くお礼申し上げます。今年はRI 会長テーマ「ロータリー:変化をもたらす」の実践と考え、ホストクラブ名古屋大須RC の皆さんと一緒に相当改革を試みてみましたが、これは今後も継続してやっていけることを期待しております。

ところで、今月12 月はロータリーでは「疾病予防と治療月間」です。我々国際ロータリーが今一番力を入れて活動している「ポリオの撲滅活動」は、この活動の柱であります。30 年前に始めたこの活動は、当時35 万人の子供たちが発症していた悲惨な事態を、今年11 月24 日時点で12 例(アフガニスタン7、パキスタン5)まで抑えることができるところまできました。昨年4 例発生したナイジェリアでは今年は発生していませんが、撲滅までにはあと2 年の観察が必要です。皆さんご存知のように我が国では1982 年、世界で最も早い撲滅宣言がなされたポリオ(小児麻痺)ですが、現在でも乳幼児には4 回の予防接種が実施されています。そしてその費用は実に毎年約177 億円もかかっていることは知らない方が多いのではないでしょうか。

ロータリーは創立100 周年の2005 年度のポリオ撲滅目標を、この2017-18 年度に延期し総力を挙げてきましたが、残念ながらこの実現は叶わぬこととなりました。しかし、来年2018 年での発症が無ければ、3 年後には完全撲滅ができるかも知れないところまで来ていることも事実です。

世界で生まれる年間1 億5 千万人の子供たちへのワクチン完全投与ができなければ、世界からポリオの撲滅はできません。そのため、国際ロータリーは今しばらくはこの目標実現に向けて、周りとも協力しながら最大限の努力を目指してまいります。是非会員皆様のお一人年間30ドルのご協力をお願いいたします。