会費を払い、「ロータリーの友」を購読し、例会に出席すれば、ロータリークラブの会員の資格があります。それは、真のロータリアンでしょうか？

ロータリーの使命（Mission）は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、倫理観と高潔さ（Ethics and Integrity）を失わず、人びとに奉仕（Service）し、世界理解、親善、平和を推進することです。

ロータリーには、5つ中核的価値、強みがあり、それがロータリーのブランドです。

★Fellowship（親睦）： Fellow とは、同じ目的を共有しともに協働する仲間であり、Shipとはその関係を維持することである。

★Integrity（高潔性）：「4つのテスト」に代表される、倫理性でロータリーのDNAである。

★Diversity（多様性）：ポール・ハリスのロータリークラブ創設時の想い「多様性と寛容さ」。

★Leadership（リーダーシップ）：ロータリーのリーダーシップとは、ビジョンを実現化できること。

★Service（奉仕）：ロータリーが人や人びとに与えられる唯一の言動や行動であり、困っている人に背を向けず、できる限りのことをし、人を笑顔にすることである。

我々は、ロータリーのブランドを再認識し、自ら人道的奉仕活動に参加し、人を笑顔にしましょう。そしてその人の笑顔を仲間と共に喜びを感じ、ロータリー財団創立100周年を祝い、ポリオ撲滅を世界のロータリアンと祝いましょう。

ロータリーのブランドを地域の人びとに伝え、新しいロータリアン、Fellowを見つけましょう。

My Rotary に登録し、ロータリーのブランドを再認識し、ロータリー財団が100年間人を笑顔にしてきたことを学び、積極的に我々地区の人道的奉仕活動を投稿しましょう。

Club Centralを使い、各クラブの情報を共有して、各クラブか地区の他のクラブがどのような奉仕活動やよいことをしているか知りましょう。

地区、各クラブでソーシャルメディア（Facebook, Twitter等）を始め、人の笑顔をロータリアンで共有するとともに、地域の人びとにもロータリーのブランドを知ってもらいましょう。

地区のビジョン「10年後20年後も地区の輝きが持続可能であること」

国際ロータリー第2760地区は日本にある34地区の中でも、最も活性化し、輝いている地区の一つであります。しかし、活性化しているのは、地区委員会の奉仕活動であり、地区委員会の委員の数は、増加しています。一方、地区内のロータリアンの奉仕活動内容に関する認知度は低いし、地域の人びともその奉仕活動を知りません。
地区内の83ロータリークラブ内で行われている奉仕プロジェクトも他クラブのロータリアンには、オープンになっていないので、地区内ロータリアンの認知度があるとはいえません。これだけが原因ではないと思いますが、この10年間に会員が以下のように減っている事実は、ロータリーの魅力が充分に認知されていないことが原因であると思います。

ロータリーの奉仕プロジェクトや活動に参加していないロータリアンやロータリーのブランドを認識していないロータリアンが多数いることが、退会者の増加に繋がっているように思います。また、ロータリーのブランドが地域の人びとに伝わっていないので、ロータリーに入会者が増えません。

この地区の輝きが10年後、20年後も持続可能であり続けるには、今国際ロータリーが取り組んでいる戦略計画を当地区でも実行することが必要不可欠です。

戦略計画は、ロータリーのブランド・マーケティング戦略であり、新しいロータリアンや若いロータリアンを勧誘するためには、ロータリーの過去と現在だけでなく、将来を見据えたビジョンやあるべき姿を明確にして、ロータリアンでない地域の人びとにわかる表現や言葉に変えていくことです。

そのために、当地区でも、戦略計画委員会を新設し、その実行組織として、研修委員会の役割と委員を変更しました。研修委員会は、地区の各委員会と戦略計画との調整することを役割とします。また、My Rotary の登録と利用の促進、Club Centralの活用、ソーシャルメディアの普及のために、公共イメージ向上委員会を新設しました。

人道的奉仕活動とは、困った人と一緒に課題解決をする言動や活動であり、その結果、人が笑顔になる活動です。人の笑顔がロータリアンの笑顔になります。それが持続可能になるためには、その活動が見え、ロータリアンや地域の人びととシェアーし、成果を確認できなくてはなりません。その笑顔を共有できる素晴らしい道具がFacebook、Twitterを始めとしてソーシャルメディアであり、ロータリアンにそれを伝えるだけでなく、地域の人びとにも同時にロータリーのブランドと人道的奉仕活動の成果を伝えることができるのです。