ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年5月号

青少年奉仕月間Ⅴ

青少年奉仕月間について17050107.jpg

地区青少年交換委員会 委員長 髙木政義

 青少年奉仕についての「世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラム」として青少年交換事業があります。青少年が二国間を相互に訪問するユニークなプログラムです。交換の始まりとされる時よりおよそ90年の歴史があります。
 第2760地区では1968年より毎年多数の学生が交換事業に参加しています。青少年交換プログラムはクラブ間の事業であり、世界中のクラブが青少年交換により結ばれています。この青少年交換には数週間の短期交換もありますが、当地区では現在は交換期間一年の長期交換を実施しています。
 2016-17年度は10名がアメリカ、カナダ、フィンランド、ノルウエー、スイス、フランス、ブラジルに派遣され、同数の学生が来日しました。今年の夏に派遣生、来日学生が各々帰国します。交換学生は一年間派遣国で国際親善、異文化体験、相互理解を通じて大きく成長します。派遣生をセントレアで迎える時、一年前の姿からの変化に驚かされるのが常です。その笑顔は親善大使としての役目を十分果たしてきた証です。交換学生としての一年間の経験は重くいつまでも残るでしょう。
 "交換"は交換学生のみでなくこの事業に関係した人達にも種々の影響を与えます。学校の生徒、ホストファミリー、ホストクラブ会員などとの様々な出会いが生まれます。特に来日学生受入高校の学生には学校生活での刺激となり、ホストファミリーにとっては家庭内が多彩になるでしょう。
 この素晴らしいプログラムにも課題があります。クラブがベースとなりますので、参加クラブの増加が望まれます。また滞在期間中の来日学生を世話するホストファミリーが不足すれば円滑な運営ができません。
 青少年交換プログラムが今後も継続し、活発となるよう関係者の協力、支援をお願い申し上げます。