ロータリークラブ(国際ロータリー第2760地区 ROTARY International District 2760)

月信WEB

2017年2月号

平和と紛争予防/紛争解決月間

平和と紛争予防/紛争解決月間に寄せて

奨学基金・平和フェローシップ委員会 委員長 長谷川龍伸201702_3.jpg

2 月は「平和と紛争予防/ 紛争解決月間」です。これは「紛争予防と仲裁に関する、若者(将来、リーダーとなることが望まれる人)を対象とした研修の実施、紛争地域における平和構築の支援、平和と紛争予防または紛争解決に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間」です。
 ちなみに、ロータリー創立記念日である2 月23 日からの1 週間は「世界理解と平和週間」とされており、これと相まって、2 月の月間には、ロータリークラブが相互理解を通じて世界平和が達成されることを目指していること、そのために、平和の仕事に従事する熱意を持った人材を育成することを重要視していることが示されています。
 奨学基金・平和フェローシップ委員会は、その名前のとおり「グローバル補助金奨学生」や平和をテーマに学ぶ「ロータリー平和フェロー」の支援を行っています。 「ロータリー平和フェロー」はもちろん、「グローバル補助金奨学生」もグローバル補助金の要件とされる重点6 分野のひとつが「平和と紛争防止・解決」であるため、「平和と紛争防止・解決」と密接に関連しています。「ロータリー平和フェロー」は2002 年にスタートした制度で、今年で16 期目を迎えます。全世界で1 年に100 名しかなれないという狭き門であり、日本ではこれまでに31 名(平均すると1 年に約2 名)が推薦されているところ、第2760 地区は、これまでに水野ショー真希さん(9 期生)、澤屋奈津子さん(14 期生)、宇治川貴史さん(15 期生)の3 名を輩出してきました。これに加えて、昨年度、さらに1 名がロータリー平和センター委員会の最終選考を通過し、現在、提携大学からの入学許可を待っている状態であり、手続が順調に進み16 期生となれば、当地区として4 人目、3 年連続の「ロータリー平和フェロー」誕生となります。
 また、昨年度海外に送り出した3 名の「グローバル補助金奨学生」のうち1 名は、イギリスのブランダイス大学の「紛争解決と共存」修士課程を履修中であり、さらに本年度の「グローバル補助金奨学生」候補者4 名のうち2 名は、重点6 分野のうち「平和と紛争防止・解決」を研究テーマとしています。