ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2760 国際ロータリー第2760地区
ガバナー月信
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 ガバナー月信 No.11 5月
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■ガバナーメッセージ

 先月の8日・9日は第2700地区(福岡)の地区大会に出席させて頂きました。当地区は、本年のテーマとして「ロータリーの心と原点を大切に新世紀を始めよう」を廣畑ガバナーが掲げられ、活発に活動されています。RI会長代理は有田RCの成川さんで、2760地区からは成川さんと同期の野村パストガバナー御夫妻が出席されましたが、他には2580地区(東京)の古宮ガバナーを始め、我々も含めて9地区のガバナーが応援に駆け付けました。
 廣畑ガバナーは、九州大学の名誉教授でガンの権威ですが、ロータリーを実によく理解されていて、私も大変尊敬しています。先生によれば、ポール・ハリスの回顧録には、ポール・ハリスの人生での二つの重要な出来事が綴られていて、一つはロータリー運動を始めたこと、もう一つはニューイングランドのウオリングフォードという田舎町で、善良な心の寛い友人達と楽しい生活を送ったことだそうです。それで初期のロータリークラブは、世間の人心が荒廃し索漠としていたシカゴの街中にあっても、クラブの内では、心が安らかで少年時代に戻った気持で素直に友人達と話し合えたということです。
 現在の日本も、その当時のシカゴに似て拝金主義や都合のよい資本主義がまかり通り、思いやりとか恥ずかしいという気持がなくなって来ている様に思います。やはり我々自身が子供や孫に友情を大切に、人を思いやる気持をもたせる様に家庭で躾をする努力をすべきではないでしょうか。
 また、記念講演をされた筑波大学の村上名誉教授は、世界の遺伝子研究の第一人者ですが、いろいろな研究の苦労話と共に、遺伝子の暗号・配列は誰が作ったのか全く未知の世界であり、「サムシンググレート」という造物主の存在を考えざるを得ないというお話をされ、科学者としてのお気持も伺うことが出来ました。人の遺伝子は全部が活動しているわけではなく眠っているものがあるので、笑いとか何かの刺激で良い遺伝子を目覚めさせることが出来るそうです。例えば、糖尿病の患者に食事の後、難しい医学の話を聞かせた場合と、面白い漫才を聞かせた場合では、笑った後の方が大幅に血糖値数が下がるそうです。現在は、それぞれについて、どんな物質が作用したのかを動物実験で研究しているとのことでした。
 皆さんも出来る限り例会に出席し、心浮かせる友人を作り、少年時代に戻ったつもりで楽しい話で笑い、血糖値を下げ充実した人生が送れることになれば、ロータリーの大きな効用でしょう。