ガバナー月信 Vol.13  最終号 メニュー

■ガバナーメッセージ  ■地区幹事を終えて  ■地区ガバナー補佐報告 (地区ガバナー補佐を終えて)
■地区研修リーダーを終えて  ■地区委員会委員長活動報告  ■新クラブ:名古屋葵RCチャーターナイト
■愛知万博パビリオンデー 「ロータリーデイ」  ■RIシカゴ国際大会
■第15回地区ローターアクト年次大会   ■2006−07年度財団奨学生選考会
■GSE派遣メンバー帰国報告    ■地区役員及び会長幹事懇談会   ■第6回地区諮問委員会
■名古屋瑞穂RC 創立25周年記念式典  ■江南RC 創立40周年記念式典    
■大府RC 現役米山奨学生、国際理解と友好交流に大活躍  ■出席報告(5月分 EXCEL形式)
■出席報告(6月分 EXCEL形式)  ■月信購読御礼(編集後記)  ■ガバナー事務所からのお知らせ


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ガバナーメッセージ

国際ロータリー第2760地区ガバナー 大島 宏彦

「振り返って」


 「竹の秋なり いざ閑居せん」の句を寄せてきた連句友達に「長かったガバナー任期も あと僅か」と付け返しましたが「ほっとする」にはまだ遠い心境です。振り返れば昨年7月2日の補佐会議から任期最終6月30日の万博ロータリーデーまでの1年間にロータリーにかかわった日は合計130日、所要時間700時間でした。
 それもRC公式訪問を20日以内に絞ってもらい、懸案だった全国ガバナーの万博招待も任期後に持ち越した結果です。委員会や行事、他地区の大会等行けなかったり、地区幹事らに代わってもらった会合も100回近くあります。顔を出せばスピーチですし、原稿依頼の執筆時間まで含めると所要時間は1000時間を越えます。
 会合の内容や参加者の顔ぶれは多彩ですし、意外な人に巡り合うこともあります。ここ数年は肩書きが減るのに連れて、もらう名刺の数も減って来ましたが、ガバナーになって急増、自然に若返った気分です。もっとも歳のせいで、せっかく新しい出会いに恵まれても覚える方が追いつかず、失礼したことが幾度かありました。
 もっと大変だったのが、送られる書類の処理でした。就任前に渡された手続要覧やキットの類は英文も混じっていて、決して読み易くはありません。以後もガバナー事務所に溜まるばかりの書類を積み上げたら180センチ、背丈を越えてしまいました。会社の執務室にも同量の書類、合わせると約150キロ、体重の倍以上です。
 本200ぺージ、書類100ぺージが1センチとして、数万ぺージに目を通すことになるのです。まじめに読み出したら寝る暇がありません。従って「必要に迫られない限り、絶対に読まない」と開き直ることにしました。それでもガバナー月信をホームページ化したことで、昨年より数センチは少ない筈と、一人で慰めています。
 私自身が文章を書いて暮らしただけに、丁寧に作られた書類を捨てるのは忍びません。1分で読める1ページを書くのに1時間掛かっているのです。しかしガバナー事務所を閉鎖すると、丹精込めてお送り頂いた書類のほとんどは、行き場を失って処分されます。せめて事務所に積まれた書類の山を月信最後の写真としました。
 お陰で「ロータリーは何か」さえ十分に理解しないままでしたが、安藤地区幹事、ガバナー補佐を始めとする地区役員のご努力、パストガバナー各位のご理解、5300人を越す会員のご協力を得て無事任期を終わることができました。後任の橋ガバナー、そして万博の会期中は仕事の続く豊島館長に深い敬意と感謝を捧げます。