ガバナー月信 Vol.9  3月 メニュー
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 ロータリー館(友愛の家)開館のご挨拶


  ロータリー館 館長

  豊島 コ三

 1905年、時恰も米国では、セオドール・ルーズベルト大統領により日露戦争の講和調停が報じられた頃、シカゴでは職人組合の複数がストライキ突入を企て、街の風紀も、人心も、紊乱を極め職業倫理の遵守は程遠く、社会変革が強く求められていた。その中にあって、弁護士ポール・ハリスは知己であった石炭商シルベスタ・シール、エンジニヤ、ガスター、ローア、更に仕立屋ハイラム・ショーレをデイアボロ街ユニテイビル711号室に招集し「相互協力と親睦」といった単純な構想が基本のクラブ創設を提唱した。これが今日の国際ロータリーの原点である。爾来、世界166ヶ国、会員120万人、日本では10万人を超える世界屈指の社会奉仕団体に成長し、今日に至っている。翻って、日本においては三井銀行役員の米山梅吉が渡米の際ダラスにてその存在を知り強く感銘をうけ、日本での創設を決意し、懸命に奔走の結果1920年東京ロータリークラブが設立され、日本での第一号として今日に至っている。当地区では1925年名古屋ロータリークラブが設立された。その後、米山梅吉の偉業を讃えその意志を踏まえて、ロータリー米山記念奨学会として引き継がれている。
 そして、100年の年月を過ぎ世界各地では夫々に100周年記念行事が計画されている中で、当地区(愛知県全域をテリトリーとし80クラブ、会員5500名)としては、国際博覧会が開催するのを記念して、予てより、地区全精力を「ロータリー館」建設に傾けようと決議され、地区内は固より、広く全国の会員にその主旨を開陳し、寄付金、募金活動を要請した所、快く協力を得られその善意と理解と好意により、当館の完成を見るに至った。新めて、全国の会員各位にならびに国際ロータリー国際大会(関西)実行委員会の皆さんに敬意と感謝を申し上げる次第である。万博開催中は国内に留まらず、例会、或いは広く海外からの会員、家族の親睦、友愛の交流の場としてばかりではなく、主催者万博協会と緊密な連携をとり広く一般の方々に公開の上、使用して頂く事により世界大交流の実践を目指し活かされるよう協力を申し出ている。

総面積      約760平方メートル (三面ガラス張り)
収容人員     最大 約400名
総工費      約1億8500万円
設計管理     株式会社 國分設計
工  事     矢作建設工業株式会社

 各社の卓越した構想と技術の全てを結集してのロータリー館は、近代的で明るく、美しく、必ずや皆様の期待に添うものと信じております。残念ながら、閉会後は全て解体する事になりますが、その場合にも全て環境に優しい工法、素材を用いております。正に100周年を記念すべき優れものと自負いたしており、館内には限られたスペースながらも更に詳しく国際ロータリーの歩み、現在までのRI財団、留学生、ポリオプラスの貢献等をパネルにより展示し、会員のみならず一般の来場者にもご理解戴けるよう心を配りました。どうかこのロータリー館が皆様の交流の場として少しでもお役に立つよう念願し、180日間私そしてスタッフ一同、心をこめて皆様のご来館をお迎えいたしたいと存じます。

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