昭和２年、日米関係が悪化の一途を辿るなか、両国の子ども達がお互いを理解することが関係改善に繋がると考え、約１万２千体の青い目の人形が日本の雛祭りに合わせて日本各地の小学校や幼稚園に贈られました。そのお返しに、各都道府県の名前が付けられた答礼人形58体が、アメリカのクリスマスに合わせて贈られ、日米間で親善人形交流がありました。

それから90年にあたる今年、ミス愛知として海を渡った答礼人形が愛知県に里帰りをして、青い目の人形と共に県内で展示会が開催されることになりました。

この展示会に先駆けて、7月14日に開催記念イベントとして、「青い目の人形と新青い目の人形の同窓会」を豊川宝飯ロータリークラブが主催して開催をしました。県内に現存する青い目の人形10体新青い目の人形9体が一堂に集まるのは、愛知県内初の出来事です。人形を通して、国際親善と世界平和を今後も子ども達に伝えていきたいと思っています。

「青い目の人形と答礼人形里帰り展」は7月19日に華やかなオープニングでスタートし、愛知県内4か所で展示会が9月10日まで行われています。