25-26
ガバナー月信

Vol.10

2026.04.01

表紙

Governor’s Message

「環境」という言葉に向き合う

 四月は、ロータリーでは環境月間とされています。
 ロータリーは、持続可能な社会の実現を目指し、自然環境の保全を重点分野の一つとして掲げています。地球規模での環境課題に向き合うことは、私たちにとって大切な責務です。

 その意義を踏まえたうえで、今回は「環境」という言葉そのものについて、少し考えてみたいと思います。

 「環境」と言いますと、気候変動や海洋汚染、森林減少といった問題が思い浮かびます。いずれも重要な課題です。しかし私は、もう一つの見方もあるのではないかと思うのです。

 私たちは日頃、「自分を取り巻く環境」という言い方をします。ここでいう「環境」とは、何でしょうか。自然だけでなくて、職場や地域、人との関わりも含まれるはずです。

 私は、環境とは、私たちの言葉や態度がつくり出す「場の空気」や「関係の質」のことでもあるのだと思っています。ロータリー活動を進めるうえで、最も大切なのは、ロータリアン一人ひとりの人間性にほかならないと、私は考えています。私たちの在り方そのものが、周囲の環境を形づくっていると言えるのではないでしょうか。

 であるなら、問われるのは、自らが身を置く環境をどのような姿勢で受け止めるのかという心づもりなのだと思います。

 ロータリーは職業人の集まりです。それぞれの立場で社会に関わりながら、地域社会の環境を形づくっています。自然環境への取り組みはもちろん大切です。しかし同時に、私たち自身の人間性が、地域や社会の環境をも形づくっていることを忘れてはならないのではないでしょうか。

 四月という新しい季節にあたり、あらためて、「環境」という言葉に一度向き合ってみてはいかがでしょうか。

2025-26年度
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