22-23
ガバナー月信

Vol.4

2022.10.01

表紙

Governor’s Message

地域社会に寄り添うロータリークラブへ

   今年はコロナ禍に加えて、異常気象が猛威を振るい、各地で豪雨災害が起きています。幸い、当地区においては、目立った災害が発生していませんが、いつ同じような災害が起こるか分かりません。昔から災害は忘れたころにやって来るとの言い伝えがあります。ロータリーとしても、地域としても気を引き締め、他地区の経験と教訓を踏まえ、あらゆることを想定し備えなければならないと思います。
 当地区には、危機管理委員会があります。この委員会は、当初、青少年委員会を中心にして、セクハラ、パワハラ等の防止を目指して発足したものです。近年、幸いにもハラスメントに該当する事案はなく推移しておりますが、当地区としては、ハラスメントだけでなく、地域における安全、安心な活動を目指していきたいと思います。災害時にも対応可能な知識、訓練等を日常の中に取り入れ、災害に巻き込まれないような仕組みを構築する必要があると思います。
 これらの重要な課題をぜひ危機管理委員会の方で議論して頂き、青少年のみならず、ロータリアン全員の安全•安心な活動環境を確保したいと思います。
 さて、先般にスタートしたクラブ訪問も半分が終わりました。例会の前に、各クラブの会長幹事懇談会を開き、クラブ運営のこと、地区への要望、ご意見等を忌憚なくお寄せ頂いております。それぞれの地区の方々が置かれているリアルな状況について知り、今後の運営に参考となる事項や、変えていかなければならない事項等、活発にご意見を伺うことが出来ました。変化させるべき点、進化させるべき点などいろいろと見えてきましたので、これからのロータリー運営に参考にさせて頂きたいと思います。
 この10月のトピックスは、ポリオ(小児麻痺)の根絶に向けた支援についてです。10月24日は世界ポリオデーですが、その前後で各地区の地域社会にアピールし、多くの参加者を募るとともに、ポリオ根絶に向けての寄付活動を行って頂きたいと思います。この地球上からポリオを無くすことが、我々ロータリアンに課せられた大きな事業の一つであります。是非、各クラブにおいて支援活動を展開されることをお願い申し上げたいと思います。
 また、今月は、今までより一層、ロータリー事業(イベント)の中で米山学友・青少年学友の積極的な参加を促していきましょう。各ロータリアンとの交流を深め、若い人達ならではのフレッシュなアイデアや、活動を採り入れて共同活動を行いましょう。  皆様に於かれては、身近な地域社会のリーダーとの交流を図り、問題点を見出し、今後のクラブの奉仕活動に繋げて頂きたいと願っています。
 このように、我々の活動が地域社会の発展に少なからず影響を及ぼすことを再認識し、価値ある活動の更なる展開を目指し、各ロータリアンの積極的な参加をお願いします。皆さんの活動が地域社会の発展に貢献することを願って、私の挨拶とさせて頂きます。

国際ロータリー第2760 地区
2022-23年度
ガバナー
名古屋中ロータリークラブ所属
篭橋 美久