委員会報告

危機管理セミナー報告

開催日:2021-09-22

危機管理委員会 委員長 寺本善雄

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    地区危機管理委員会委員長 寺本善雄

本年度の危機管理セミナーを9月22日(火)に、コロナ禍の中、昨年に続いてZoomによるリモートで開催しました。
ロータリーの危機管理は、今ではロータリーの活動に参加するすべての青少年を守ることをその対象範囲としています。
20-21年度、危機管理委員会では「危機管理の指針」をまとめました。a.事故 b.感染症 c.災害 d.虐待およびハラスメント e.犯罪による被害および加害 の5つの項目で、危機発生とその対応手順を決めております。
今年度の危機管理セミナーは、この「危機管理の指針」を基礎として、危機の発生に際して、実際の身を守る行動に結びつける訓練、シミュレーションを実施する内容としました。
セミナーテーマを「危機発生 その時どうする」とし、参加者にはまず「あるクラブが、知多半島の海岸で、青少年奉仕事業を実施している際中に大型地震が発生した、というストーリーのドラマ(事前に紙芝居をビデオ撮影)」を見ていただき、その後、7つのグループに分かれて、このドラマの問題点などについて話し合いました。討論終了後、各グループの代表者から討論内容を発表、その都度、講師の名古屋市港防災センターアドバイザーの近藤ひろ子先生から発表内容、また疑問点について、コメントをいただきました。
紙芝居は、リアルで分かり易いと好評で、それに続くグループ討論では、「ハザードマップ、避難経路の事前確認」「役割分担を決めておく」「親御さんとの連絡網」などの共通意見と共に、「過去の被災地を見ておくことの重要性」「地元ロータリー、役所、消防署と事前に連絡網を作る」などのグループごとの視点の違った意見も出て参加者にとって新たな気づきとなりました。また近藤先生の現場経験を踏まえた「簡易トイレを持ち物に入れる」「ママ友の連絡網は有効」「現場の遠くにいる人と3角連絡網を作る」「子供達自身も身を守る力を持っている」「子供たちにバディーを組ませる」などの具体的なアドバイスや、愛知県の各自治体の防災対応状況のお話もあり、参加者には今後の事業実施当たって大変参考になりました。
最後に、近藤先生から「『命を守る』『皆と一緒に生き抜いていく』、そのための防災力アップに力を合わせることが大事」との言葉をいただき締めくくりました。
危機が発生した際には、地区と各クラブが協力して危機解決に向けて努力することが重要です。そのためには、まず有事の際は危機管理委員会に一報を入れるということを確認して下さい。よろしくお願いいたします。