拡大月間によせて  地区拡大委員会 委員長 浦野 三男
 私は本年度(2004−2005年)新しく地区拡大委員長に任命され、誠に光栄の至りと共に其の任務と責務の重大さを強く痛感致しております。「拡大」とは外部拡大の通称で新クラブを設立してロータリーを拡大していくと言う活動です。社会情勢は長引く不況と金融不安、併せて構造改革の入り口の今日では私共、ロータリーにも多大な影響を及ぼしています。夫々のクラブでは会員減少は悩みの種であり、奉仕活動にさえも支障を来たす有り様です。こうした状況下で新たに拡大を行う事は非常に困難であります。然し、2005年はロータリー誕生100周年の記念すべき年です。そして当地区では来年3月に中部国際空港が常滑沖に開港致します。万国博覧会は日本で35年ぶりに当地で開催されます。「愛・地球博」のネーミングの下、知恵とチカラをひとつに終結して、豊かな未来社会を創り出す扉を開こうとしています。
 2004−2005年度 国際ロータリー会長 グレンE・エステス・シニア氏はRIテーマとして「ロータリーを祝おう」を呼びかけています。クラブ、職場、地域社会、そしてもっと広い社会で新たに奉仕に献身しあって、より良い平和な世界を達成する為のロータリアンの貢献を示しております。
 第2760地区の大島宏彦ガバナーも2004−2005年度 4つの重点課題の中で「ロータリー100年をお祝いだけに終わらせない」とされ、ロータリーにとって今年度は第1世紀と第2世紀に跨る節目で新しい門出ができるような地区方針を提唱されております。
 私共、拡大委員会においても各レベルからの意向を十分に汲み取り新世紀に相応しい新クラブ誕生に最大限の努力を払う所存でございます。新クラブ設立の目標としてロータリーの原点に戻り、ローコスト化し年会費等を減額設定し若い世代を中心に積極的な行動と軽いフットワークを目指すクラブ、ユニークでアイデアに富んだ魅力のあるクラブ、スポンサークラブから移籍会員のないスタートラインの同じ仲間で構成したフレッシュなクラブ。以上のような斬新なスタイルの新クラブを各ロータリークラブの周年記念(10年20年30年40年)事業として行い、また現行においてロータリークラブの存在しない地域(例えば 新国際空港など)に地域を絞り込んで設立を考慮したいと考えております。各クラブでも再度、会長、幹事を軸に会員各位に拡大を再考して戴き、ロータリアンの輪が更に一層広がりますようご指導、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 100年の重みをテーマに沿ってよく理解して皆さんで新クラブ設立に貢献し発展拡大を眞の意味で祝おうでは有りませんか。