ガバナーメッセージ
国際ロータリー第2760地区 ガバナー 大島 宏彦
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ガバナー就任にあたって

 先日のロータリー世界大会では4万数千人が大阪ドームを埋め尽
くしました。次は愛・地球博でロータリー館を成功させる番です。
大阪大会でも地区の会員が友愛の家の前でPRに努められました。
しかし大阪に比べて格段に知名度に劣る「愛知」を冠した催しに内
外の注目を集め、足を運んでもらうのは容易ではありません。
 今年のガバナー方針の最初に「万博ロータリー館の建設と運営を
成功させる」を掲げたのは、アナハイムのガバナー研修で「愛知」
を知っている海外のエレクトが一人も居なかった衝撃からでした。
「普通に進めていては地区のロータリー全体が瓦解する」とさえ思
えたのです。それではこれまでの先輩の努力が無になります。
 すでに前年度の豊島ガバナーは慣例行事にも踏み込む思い切った
改革に着手されました。今年度もそれを継承、合理化の第一弾がガ
バナー月信のホームページ化です。この挨拶も、そこに掲載されま
す。少しでも余裕ができれば会員の負担軽減の前に、博覧会の運営
資金の足しにしたいと念じています。ご協力をお願いします。
 私の信条は「やった方が良いだけではやらない。人が一度にでき
ることは一つだから、やらねばならない一つに集中する」です。し
かしロータリーは「本業以外でも、やった方が良い奉仕に時と力を
割く」団体です。その接点がロータリーの原点「職業奉仕」です。
その意義が見直されている今、次のテーマに取り上げました。
 世界にロータリーが生まれて100年・地区に最初のクラブが誕
生して80年・地区内で初の地球規模の万博の開かれる年、どれも
が今年のRIテーマ「CELEBRATE ROTARY」にぴっ
たりですが、それを未来に生かさなければ、実を結びません。会員
の皆様の格別のご理解とご尽力を伏してお願い申し上げます。

直前ガバナー豊島コ三様ご夫妻への感謝の辞

 ガバナーを引き継ぐに当たり、まず2003−2004年度の当
地区ガバナーをお勤めくださった豊島コ三様、喜世子様ご夫妻に深
い感謝を捧げます。社業に忙殺されている現役経営者の身で、手間
を取られることの多いガバナーを引き受けられるのは、いかに衆望
を担ってのこととは言え、ぎりぎりのご決断とお察しします。
 しかし豊島様は誠心誠意、任期を勤め上げられ、ロータリーと会
員のために奉仕されました。お陰で当地区は難しい一年を乗り切っ
て、無事ロータリー100年を迎えることができました。お隣りの
大阪ではロータリー世界大会が開かれました。当地区では来年開催
の「愛・地球博」に向け「ロータリー館」が着工されました。
 豊島ガバナーは任期満了後も館長として「ロータリー館」の運営
に携わられるとのことです。奉仕団体のロータリーにとって、この
種の仕事は「だれかがやらねばならない」ことではあっても、想像
以上に難しいことです。私も先輩の築いた栄光を守るべく、微力を
尽くしますが、全会員の変わらぬご理解、ご協力が必要です。
 そのため豊島様は慣例行事にも踏み込む思い切った改革にも着手
されました。スタートを切るご苦労はさぞやと拝察しますが、これ
も続けなければ生きません。これからも大所高所に立ったご指導を
賜りますようお願いします。そのためにもご夫妻が今後一層健康に
留意され、各方面でご活躍されますよう、お祈りしています。