クラブ事業報告

タイ、チェンマイの「カサロンの家」へのプレゼント

開催日:2025-11-21

名古屋千種RC 国際奉仕委員会 委員長 松岡多加倫

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    報告者:松岡多加倫(※画面左側)

 名古屋千種ロータリークラブのメンバー7名は、11月21日より、タイのチェンマイへ飛んだ。チェンマイの山岳地帯には、学校に通えない子供達が、親元を離れ大きな家(寮)に住み込みながら勉強している、「カサロンの家」という施設がある。そこが今回、名古屋千種ロータリークラブがNPO法人キャンヘルプタイランドの協力を得て国際奉仕事業を行った施設である。キャンヘルプタイランドは、日本で使って古くなったパソコンをリメイクして、タイの子供達に使ってもらったり、名古屋千種ロータリーと共同で井戸やトイレを建設したり、もう30年来の情報共有をしている。
 そして今回も、キャンヘルプタイランドを通じて、名古屋千種ロータリークラブはこのカサロンの家の女子トイレとシャワールームを建築し、寄付してきた。
 昨年も国際奉仕事業としてこのカサロンの家に古くなった男子トイレとシャワールームを建設し寄贈しているが、今年はやはり古かった女子トイレを建設し寄贈する運びとなった。
 実のところ、きわめて少額の寄付金からトイレとシャワールームを建設できたのは、建築士の監督の下、カサロンの家の住みこむ子供達一人ひとりがブロックを運び、積み上げ、モルタルで固めながら手伝い、そして最後は私ども名古屋千種ロータリーのメンバーが現地に赴き、外壁を塗って仕上げるという連携を取ったことが大きい。当然カサロンの家の子供達も新しいトイレに喜び、自分達で造り上げた達成感も喜びを感じていた。
 当クラブとして、今回のカサロンの家の訪問は二度目のこととなった。前回同様、今回の訪問でも子供達からは歓迎の歌のプレゼントをもらった。
 私たちは今回も現地の子供達にお土産を配布。もちろんメイドインジャパンにこだわった。今治タオルの生地で作ったハンカチ、お菓子のハイチュウ、いちごみるく、カントリーマアム、ブラックサンダーなどを袋に詰め、一人一人に手渡しをしながらその歓迎にお返しができた。何よりも、子供達の喜ぶ笑顔と、安全に、そして衛生的に生活ができるお手伝いができたと思うと、これぞ正に、世界平和へのお手伝いができたものと感慨深い思いになれる事業だと、今回参加したメンバーは肌で感じることができた。
 それから、現地のロータリアンで、日本人のロータリアンとも食事をすることができ、近い未来の国際奉仕事業も一緒に考えていこうと再会を約束してロータリーが縁で新たな出会いがあったこともうれしい出来事であった。