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Vol.3
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2025.09.01
2025.09.01
Governor’s Message
ロータリアンの皆さまへ
9月は「基本的教育と識字率向上月間」です。
世界のどこかで、今日も学ぶ機会を得られない子どもや、読み書きができずに苦労している大人がたくさんいるという現実を、改めて心にとめようとする月間です。
教育は、人が自立し、尊厳を持って生きていくための土台です。そして、知識や技術を得ることだけでなく、考える力や他者への思いやり、社会の中での役割を知ることにつながっていきます。
古くから「一年の計は穀を植えるにあり。十年の計は木を植えるにあり。百年の計は人を育てるにあり」という言葉があります。未来を本気でよくしたいと願うなら、人を育てることに力を注がなければならない。
これは、ロータリーの青少年奉仕や教育支援にぴったりの言葉だと感じます。
青少年交換、RYLA、インターアクト、ローターアクト、奨学金支援――どれもが、学びの機会を提供し、人としての成長を支える活動です。こうした取り組みの一つひとつが、地域や国を越えて平和につながっていくのだと思っています。
今年度、私たち2760地区が掲げているスローガンは**「ともに学び、ともに地域社会に貢献しよう!」**です。
教育に関わる奉仕こそ、この方針の核心の一つでもあると考えています。
子どもたちや若者たちと“ともに学び”、地域や世界に “ともに貢献する”。
それが、私たちが未来にできる最高の種まきなのだと思います。
この月間をきっかけに、クラブでも地域でも、身近な教育への支援や関心を広げていきましょう。
今日まいた一粒の種が、きっと未来で大きく花開くことを信じて。
2025-26年度
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