25-26
ガバナー月信

Vol.4

2025.10.01

表紙

Governor’s Message

地域社会の
経済発展月間・米山月間・世界ポリオデーに寄せて

皆さん、こんにちは。 2025-26年度も四カ月目に入りました。いま私はガバナー公式訪問の半ばにあり、各クラブの皆さんと直接お会いする中で、クラブの特色を活かした奉仕や親睦の活動状況をお聞きし、ロータリーの素晴らしさを強く感じております。
さて、10月という月は、私たちロータリアンが「原点」と「未来」を同時に見つめる大切な時期であると思っています。「地域社会の経済発展月間」「米山月間」、そして10月24日の「世界ポリオデー」、どれもロータリーの使命と精神を映し出すものであります。

「地域社会の経済発展」
「民は国の本なり。本固ければ国安し」という古来の言葉があります。私は、この言葉は、ロータリーの奉仕の姿勢にも通じると考えます。地域の暮らしや産業を支えることが、やがて大きな社会の安定につながるからです。
皆さんには、地区方針「ともに学び、ともに地域社会に貢献しよう!」の精神を胸に、地域の小さな課題にこそ目を向け、それを支える活動を広げていってほしいと願っております。

「米山月間」
米山奨学事業は、日本のロータリーが誇る独自の取り組みです。私は、この事業に「和を以て貴しとなす」という精神を重ねています。異なる文化を尊重し合い、学び合う姿勢が、平和への確かな礎になるからです。
奨学生を温かく迎え入れ、ともに学び、ともに育つ。その積み重ねが、やがて国と国をつなぐ懸け橋へと育っていくはずです。どうか皆さんも、その一翼を担って頂ければと思います。

「世界ポリオデー」
そして10月24日の「世界ポリオデー」です。私は、ポリオ根絶の歩みを「百里を行く者は九十を半ばとす」という故事になぞらえたいと思います。最後の一歩こそが最も困難で、そして最も重要だからです。
この挑戦を成し遂げるのは、私たち一人ひとりの行動です。募金や啓発の一つひとつが子どもたちの未来を守ります。どうか、共に力を合わせて、「ポリオのない世界」という悲願を必ず実現してまいりましょう。

本年度は、まだ始まったばかりです。私の考えとして、地区は常にクラブの活動を支える存在でありたいと願っています。「和衷協同」、心を合わせ、力を尽くすとき、ロータリーの奉仕はさらに大きな力となります。
どうか皆さんと、ともに学び、ともに地域に貢献し、そして世界の平和と健康の実現に歩みを進めてまいりましょう。

2025-26年度
ガバナー