【講演】道の駅瀬戸しなの 仮説・実行・検証(瀬戸ロータリークラブ)

20120919_seto_1.JPG道の駅瀬戸しなの㈱ 駅長 中島 功様

皆さん今日は。道の駅瀬戸しなのはオープンして1年5ヶ月ですが、従来の予想の17万人を3倍も上回って、トイレの浄化やレジ台の不足など問題はありましたが、いい意味での計算外であり、賑わっているという現状です。

◎道の駅瀬戸しなの・仮設について
道の駅は現在、全国に987あり、3つの機能①道路利用者のための休息機能。②道路利用者や地域の方々の情報発信機能③街と街を結び、活力ある地域づくりの拠点として地域の連携機能があります。それに加えて④瀬戸市の活性化、この地域のアグリカルチャー・ネットワークのアンテナショップとしての機能⑤瀬戸市まるっとミュージアムの北の拠点としての機能・役割が道の駅瀬戸しなのにはあります。従来の道の駅と違って、ここは200万都市名古屋を控えた都市近郊型の道の駅として週末の
観光客だけではなくて平日の地元客、瀬戸周辺エリアの需要、日常使いの場としての期待、アンケート結果によると食事する所が少ないという課題が非常に多く、目の前に駐車して食事ができる場所として期待が多いと就任前に私は考えました。また、視点を変えれば、最近の観光客は地元の者がごった返すような人気の場所に行きたがるものとアドバイスされ、シンプルに地元の人に支持される場所をめざした訳であります。

◎道の駅瀬戸しなの・実行、具体的な取り組み
具体的な取り組みとしては、まず「伝えること」で原始的な紙の媒体に愛情と温かみをかもし出そうと手書きにこだわった「道の駅だより」の毎月発行に力を入れてます。
未来の顧客、20代から40代に向けては何か面白そうな感じを伝えようとWeb、ブログ、FaceBookなどで365日発信。また趣味を生かすということで私の趣味でもある自転車、サイクリングツアーの休息する場所、彼らは情報発信能力が高いので彼らが注目する道の駅化をめざしています。
次に来て頂いた方に満足してもらうためには、ごちゃごちゃした女性好みの商品展開と店場作り。顧客は50歳から80歳の年配者が多く、買物というより時間の消費、コミュニケーションを求められるためスタッフの接客の充実、漬物食べ放題とか日常使いの還元サービスに努めています。手作り感のイベントを数多く実施して温かみ感、ワクワク感をかもし出し、こうしたイメージの蓄積をめざして思い出の玉手箱作りをしてリピートに繋げたいと考えています。

◎道の駅瀬戸しなの・検証として今後の課題は?
まるっとミュージアムの北の観光拠点として来訪者が中市街地にも回遊促進できるように強化したい。また観光客目線からはオリジナル特産品作り、瀬戸焼そばに加えて更なる名物作りを考えています。市内情報提供の強化、市内へせともの祭りで実施したジャンボタクシーで回遊したように移動手段の強化などに力を入れていきたいと思っています。道の駅の駅長としてできることはやっていきたいと思っていますので皆様のご協力の方、宜しくお願い致します。本日はどうもありがとうございました。

LinkIcon詳しくは、瀬戸ロータリークラブまで