23-24
ガバナー月信

Vol.10

2024.04.01

表紙

Governor’s Message

未来に向けた希望

 ガバナー年度もあと3か月、地区の皆さんに感謝するとともに、残りの3か月全力で責務を果たす所存です。よろしくお 願いします。本年度の地区方針を「培おうプライド、育もうブ ランド、そして未来へ!」とし、ロータリー会員一人ひとりが ロータリーを楽しみ、ロータリーをより知る事が会員である 誇りと帰属意識を生み、それによりクラブが活性化され、魅力 ある団体として、地域社会等に対して存在意義を示すことに 繋がる事を期待しています。そこで「未来に向けた希望」とは何かについて述べさせていただきます。
 ロータリーはその創設以来、国際的な奉仕活動や協力事業を通じて世界中で重要な役割を果たしてきました。しかし、時代や社会システムの変化や新たな課題に対応するためには、 ロータリー自体も変革と進化が必要ではないでしょうか。古き良き時代の縦社会にこだわっ ていては新たな発想も発展も難しくなってきていると感じます。古き良き時代を否定するの ではなく、良き伝統や格式を残しながら、新たな挑戦が必要と考えます。

 1変化する社会とロータリーの役割
 現代社会は急速に変化しており、新たな課題が次々と現れています。気候変動、貧困、紛争から健康問題など、これらの課題に対処するためには、従来の枠組みを超えた協力が求められます。ロータリーは、その協力の中心に位置し、国際的なネットワークを駆使して解決策を提供する存在となるべきではないでしょうか。

 2若い世代の参加促進と意識の変革
 ローターアクトもRIの会員となり、育成からパートナーへと変わりつつあります。ロータリーの未来を担うのは若い世代です。若者たちは社会的な問題に対する情熱を持っており、そのエネルギーをロータリーに結集させることが重要です。彼らのアイデンティティや価値観を組織に反映させられる環境が構築できれば、若者の参加を促進でき、新たな会員を迎え入れることに繋がり、組織の活性化が期待できます。

 3技術の活用とデジタル化
 現代のテクノロジーは、コミュニケーションやプロジェクトの効率化に大きな影響を与えています。ロータリーもこれらの技術を積極的に取り入れ、会員間の連携を促進し、プロ ジェクトの計画と実行を効果的に進めることが求められています。デジタルツールを活 用することで、地理的な制約を乗り越え、より多くの人びとと連携できるようになります。

 4環境への取り組み
 直面している大きな課題のひとつに環境があります。一人ひとりが気候変動や環境浄化に対する意識を持ち、プロジェクトや啓発活動をしなければなりません。一人ひとりが行 う活動は小さなものかもしれませんが、ロータリーが関わることにより、大きな力に変わることを信じましょう。

 この様に変化する社会に対応し、次世代を育み、新たな技術を活用して地域で、そして世界でインパクトある行動が求められるのがロータリーです。その希望は我々会員の中にあるのです。

国際ロータリー第2760 地区
2023-24年度
ガバナー
豊田ロータリークラブ所属