22-23
ガバナー月信

Vol.2

2022.08.01

表紙

Governor’s Message

クラブの基盤を強化しよう

 2022-23年度のロータリー年度がいよいよスタートして、1か月が経過致しました。新年度のわくわく感があふれる中、クラブ会長、クラブ幹事、地区委員の皆さん、2760地区の全会員の皆さんのお力添えにより、素晴らしいスタートが切れたことと思います。心よりお慶び申し上げます。
 昨今の社会環境は目まぐるしく変化しており、クラブとしての将来設計がなかなか定まらない状況であると思います。特に、3年前に発生したコロナ禍に翻弄され続け、また、最近ではロシアによるウクライナヘの侵攻で、食料危機、エネルギー問題等、大きな影響を受けております。まさに、激動の社会情勢下に私たちは置かれています。この時こそ、ロータリーは活動を通じて、世界平和に向けて歩まなければならないと考えます。これらに負けることなく、前進し続けていきましょう。
 この困難な時だからこそ、ロータリーの底力を見せようではありませんか。今一度ロータリー活動の必要性と重要性を再認識し、絶え間のない奉仕活動を通じ、新しい社会の形を作っていきましょう。
 そのためには、ロータリアン全員でロータリーの「未来を描き」、将来と夢を皆で語り合い、一致協力して進めることが重要です。これらのことを特に意識して頂きたいと思います。
 国際ロータリーは、創立117年になりますが、初めて女性会長が誕生しました。これも、女性の活躍の機会を社会が求めている現れであると思います。今までのロータリーは、女性の社会進出や、若者の受け入れに必ずしも十分に積極的ではなかった面があります。これらの問題を解消するためには、会員一人一人の力、活動が必要不可欠であり、会員一丸となって時代に沿ったロータリークラブを造っていかなければならないと考えます。まさしく、変化の時代に突入したと思います。
 現在の日本のロータリー会員は、ピーク時から約5万人減少しています。今まで会員数の減少について問題提起がされてきましたが、一向に上向くことなく推移しています。今一度、ロータリーの将来を考えて頂き、一人でも多くの会員を増やすため、皆で知恵を出し合い、会員増強活動を押し進めなければなりません。2760地区の会員数は4,700名弱であり、これを5,000名にしていくという目標を掲げ、地区活動方針の中に優先項目として入れさせて頂きました。
 この目標達成に向けて、女性会員の勧誘、若い世代への働きかけを推進して頂き、各クラブ3名以上の純増という目標をもって活動して頂きますようお願い致します。会員数の増加は、クラブの活性化に繋がります。「楽しい」「明るい」充実したクラブ活動へと向けて、クラブの更なる基盤強化を図っていきましょう。
 また、新しいクラブの設立も、新規会員の獲得に繋がります。是非、皆さんの協力を賜りながら会員数の増加を図り、既存・新規メンバーにとって「楽しい」「明るい」活動とすることはもちろん、社会から「頼りがいのある」ロータリークラブとなるよう、会員一人ひとりの皆様のお力をお借りできればと思います。
 今月からガバナー公式訪問が始まります。皆さんとお目にかかる日を楽しみにしております。

国際ロータリー第2760 地区
2022-23年度
ガバナー
名古屋中ロータリークラブ所属
篭橋 美久